日立のエアコン「白くまくん」スタンダードモデルGシリーズから、2025年度の新型「RAS-GR2225S」が登場しています。旧型「RAS-G22R」との比較で、一見すると仕様がほぼ同じに見える両モデルですが、細かい点で差があります。価格や新機能の有無、メンテナンスのしやすさなど、購入を検討する際に知っておきたいポイントを徹底比較し、それぞれのモデルの特徴を分かりやすく解説していきます。
目次
RAS-GR2225SとRAS-G22Rの基本情報
モデルの概要
項目 | RAS-GR2225S(新モデル) | RAS-G22R(旧モデル) |
---|---|---|
発売年 | 2025年 | 旧モデル(2024年) |
価格(2025年4月時点) | 約139,570円~ | 約82,800円~ |
対応畳数 | 冷房:6~9畳/暖房:5~6畳 | 冷房:6~9畳/暖房:5~6畳 |
冷暖房能力 | 2.2kW(冷暖房共通) | 2.2kW(冷暖房共通) |
消費電力 | 冷房:580W/暖房:470W | 冷房:580W/暖房:470W |
低温暖房能力 | 2.8kW | 2.8kW |
内部送風乾燥運転(カビ対策) | あり(送風乾燥あり) | なし |
フィルター自動洗浄 | あり | あり |
スマホ操作 | 対応(白くまくんアプリ) | 対応(白くまくんアプリ) |
スマートスピーカー連携 | 対応(Amazon Alexa) | 対応(Amazon Alexa) |
無線LAN | 内蔵 | 内蔵 |
省エネ基準達成率 | 87% | 87% |
年間電気代(目安) | 約19,359円 | 約19,359円 |
室内機サイズ | 幅795×高さ295×奥行250mm | 幅795×高さ295×奥行250mm |
室外機サイズ | 幅658×高さ530×奥行275mm | 幅658×高さ530×奥行275mm |
重量(室内機/室外機) | 9kg/19.5kg | 9kg/19.5kg |
RAS-GR2225Sは2025年モデルとして登場した最新型で、RAS-G22Rはその前のモデルです。どちらも6畳程度の部屋向けで、基本的な冷暖房能力は共通しています。大きな違いは、RAS-GR2225Sには「内部送風乾燥運転」が搭載されている点で、これによりエアコン内部のカビ対策が強化されています。
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シリーズの特徴
「白くまくん」Gシリーズは、省エネ性能と手入れのしやすさに定評があります。基本機能を抑えつつ、フィルター自動洗浄やくらしセンサーなど便利な機能が搭載されており、コスパ重視のユーザーに人気です。RAS-GR2225Sは、その流れをくみつつ、最新のメンテナンス機能が加わっています。
日立エアコンの評価
日立のエアコンは、耐久性や信頼性の面で高く評価されています。ユーザーからは、「長く使える」「センサーが賢くて快適」といった声が多く、Gシリーズもその安定感を受け継いでいます。特に、国内メーカーならではの細やかな機能設計が高評価です。
価格の比較
エディオンとヤマダ電機の価格
2025年4月現在、エディオンやヤマダ電機などの実店舗の家電量販店での情報は不明です。
通販サイトでの価格
通販サイトでは、販売時期や在庫状況により価格が大きく変動します。特に旧モデルのRAS-G22Rは、型落ち商品として安売りされる傾向があり、キャンペーン時には7万円台で購入できることもあります。一方、最新モデルのRAS-GR2225Sは2025年発売ということもあり、価格はまだ高値で推移しています。実際、2025年4月現在の相場では、RAS-GR2225Sが約139,570円から、旧モデルのRAS-G22Rが約82,800円からと、約5万6千円もの価格差があります。機能の違いを考慮しても、コストパフォーマンスを重視するなら、通販で旧型を狙うのが賢い選択といえるでしょう。特に価格重視であれば、在庫があるうちの購入がおすすめです。
キャンペーン情報
家電量販店やネット通販では、時期によって下取りキャンペーンやキャッシュバックが行われることがあります。特に新生活シーズンの春先や夏のエアコン需要期は狙い目です。購入を急がない場合は、セールや特典を活用してお得に手に入れるのも一つの方法です。
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性能・仕様の違い
RAS-GR2225S | RAS-G22R | |
---|---|---|
タイプ | 壁掛け | 同じ |
畳数目安 | おもに6畳用 | 同じ |
電源 | 100V 平行型 | 同じ |
冷房専用 | ||
寒冷地対応 猛暑対応 | ー℃ 50℃ | 同じ |
冷房対応畳数(目安) | 冷房9畳まで (6~9畳) | 同じ |
冷房(木造和室目安) | 6 畳 | 同じ |
冷房(鉄筋洋室目安) | 9 畳 | 同じ |
冷房能力 | 2.2 kW | 同じ |
冷房消費電力 | 580 W | 同じ |
冷房COP | ||
暖房対応畳数(目安) | 暖房6畳まで (5~6畳) | 同じ |
暖房(木造和室目安) | 5 畳 | 同じ |
暖房(鉄筋洋室目安) | 6 畳 | 同じ |
暖房能力 | 2.2 kW | 同じ |
暖房消費電力 | 470 W | 同じ |
暖房COP | ||
低温暖房能力 | 2.8 kW | 同じ |
フィルター自動洗浄 | あり | 同じ |
空気清浄 | ||
室内換気 | ||
自動熱交換器洗浄 | 〇 | 同じ |
内部乾燥 | 〇 | 同じ |
除菌 | ||
PM2.5対応 | ||
脱臭 | ||
イオン機能 | ||
衣類乾燥 | ||
除湿 | 〇 | 同じ |
加湿 | ||
再熱除湿 | ||
快適気流/気流制御 | ||
スマートフォン対応 | 白くまくんアプリ(無料) 無線LAN内臓 AmazonAlexa | 同じ |
センサー | くらしセンサー(日射センサー) | 同じ |
AI自動運転 | ||
新冷媒R32 | ||
音声ガイド | ||
東京ゼロエミポイント対象 | ||
ゼロエミポイント数 | ||
省エネ評価 | ||
省エネ基準達成率 | 87%(2027年度) | 同じ |
APF(通年エネルギー消費効率) | ー(JIS C 9612:2005) 5.8(JIS C 9612:2013) | 同じ |
期間消費電力量 | ーkWh(JIS C 9612:2005) 717kWh(JIS C 9612:2013) | 同じ |
期間電気代 | 19359 円 (電気代1kWh27円として、JIS C 9612:2013) | 同じ |
室内機サイズmm 幅x高さx奥行 | 795x295x250 | 同じ |
室外機サイズmm 幅x高さx奥行 | 658x530x275 | 同じ |
室内機重量 | 9kg | 同じ |
室外機重量 | 19.5kg | 同じ |
冷房・暖房の運転性能
冷暖房の基本的な性能はどちらも同じで、冷房2.2kW、暖房も2.2kWとなっています。消費電力も冷房時580W、暖房時470Wと完全に一致しており、性能面での違いはほとんどありません。どちらも6畳用として適しており、性能差は体感できるレベルではないと言えるでしょう。
室外機のスペック
室外機のサイズや重量も同じで、寸法は658×530×275mm、重さは19.5kgです。新旧モデルの間で外観や設置のしやすさに違いは見られません。設置スペースが限られている場所でも問題なく使えます。静音性などの違いはほとんどないため、設置に関してはどちらのモデルでも大きな差はありません。
カビバスター機能の違い
RAS-GR2225SとRAS-G22Rの両モデルには、「自動熱交換器洗浄」や「内部乾燥」機能が搭載されており、エアコン内部の湿気を取り除いてカビの発生を抑える設計が施されています。RAS-GR2225Sにのみ搭載されている「内部送風乾燥運転」は、冷房や除湿後に自動で約2時間送風して内部を乾燥させる機能です。これにより、カビや嫌なニオイの発生を抑えることができます。一方、RAS-G22Rにはこの機能がなく、使用後のケアが少し手間になる可能性があります。
口コミ・評判
ユーザーの評価
ユーザーからは、「音が静かで快適」「機能がシンプルで使いやすい」といった高評価が多く寄せられています。特にGシリーズは、初めてエアコンを購入する人や、余計な機能が不要な人にとって理想的なモデルとして選ばれています。新モデルのRAS-GR2225Sでは、「乾燥運転が便利」「清潔感がアップした」といった意見も出ており、メンテナンス性に関する満足度が高いです。
満足度の高い点
「フィルター自動洗浄機能」「スマホ操作対応」「静音運転」などがユーザーから好評です。また、デザインがシンプルでどんな部屋にもなじむという点も評価されています。新旧どちらも日常使いに最適という印象を持たれています。
改善を求める声
一部のユーザーからは、「Wi-Fi設定が少し面倒だった」「アプリの操作に慣れるまでに時間がかかった」といった声も見られます。特にスマートフォン連携機能は便利である反面、初期設定に手間取ることもあるようです。また、RAS-G22Rにも白くまくんアプリやAmazon Alexa対応、無線LAN内蔵といったスマート機能はしっかり搭載されていますが、これを見落として「旧モデルはスマホ非対応だと思っていた」という購入後の口コミも一部に見られます。こうした誤解を避けるためにも、購入前には公式仕様をよく確認することが重要です。
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冷房・暖房機能の詳細
冷房の運転能力
どちらのモデルも冷房能力は2.2kWで、最大9畳の部屋に対応可能。冷房性能には大きな違いはありませんが、新型の方が最新のセンサー技術がチューニングされており、よりスムーズに快適な温度管理が期待できます。
暖房の効率
暖房能力も同じく2.2kWで、最大6畳まで対応可能です。ただし、低温暖房能力は2.8kWと高めで、寒冷地でも一定の暖かさを確保できます。これは両機種共通の強みで、冬場でも安心して使える点が好評です。
除湿機能の違い
RAS-GR2225SもRAS-G22Rも除湿機能は搭載されていますが、内部乾燥機能の有無が差となります。新モデルのRAS-GR2225Sは送風乾燥でカビの発生を防ぐ機能があるため、除湿後の衛生面でより安心感があります。
内部洗浄とメンテナンス
自動洗浄機能の有無
両機種ともフィルター自動洗浄機能が搭載されています。運転終了後に自動でフィルターのホコリを掃除してくれるため、清潔さを保ちやすく、メンテナンスの手間も減ります。
掃除の手間
自動洗浄があるとはいえ、完全に掃除不要になるわけではありません。定期的にフィルター周辺や吸入口を拭き掃除することで、より快適な空気環境を維持できます。特にペットを飼っている家庭では、毛やホコリの蓄積に注意が必要です。RAS-GR2225Sでは、追加された内部送風乾燥により、カビの発生を抑えることができます。これにより、エアコン内部の掃除頻度が少なくて済み、日常の手入れがより簡単になります。
フィルターの取り扱い
フィルターの取り外しや水洗いはどちらのモデルでも簡単に行え、説明書の手順に従えば初心者でも問題なく対応できます。RAS-GR2225SとRAS-G22Rはいずれも「白くまくんアプリ」に対応しており、スマートフォンから運転状況の確認や操作ができるため、日常のメンテナンス管理にも役立ちます。フィルター自動洗浄機能により日常的な掃除の頻度は減りますが、定期的に確認することでより快適な運転を保つことができます。スマホを活用することで、清掃や点検のタイミングを意識しやすくなるのは両モデル共通のメリットです。
住環境の適応性
部屋の広さに対する目安
冷房では最大9畳、暖房では6畳が対応範囲となっており、1人暮らしや寝室、子ども部屋に最適なスペックです。広いリビングなどにはやや物足りない可能性があります。和室でも洋室でも、どちらのモデルも問題なく使用できます。
地域による性能の差
RAS-GR2225Sは低温暖房能力が2.8kWあり、寒冷地でも一定の暖房性能を発揮できます。北海道や東北地方でも補助暖房として活躍する設計です。逆に、温暖な地域ではオーバースペックになることもなく、省エネ運転が活きるため、全国どこでも快適に使えるモデルです。
設置の難易度
サイズや重量は旧型と同じなので、設置に関しても同程度の難易度です。基本的にはどちらも工事不要の100V電源対応で、取り付けのしやすさも魅力です。
デザインとサイズ
ステンレス仕上げの魅力
デザイン面では、どちらのモデルも落ち着いたホワイト系カラーで統一されており、ステンレスのような光沢感はないものの、シンプルでどんな部屋にも合いやすいのが魅力です。
奥行と高さの違い
サイズは室内機が795×295×250mmと共通です。圧迫感のないスリム設計なので、狭い部屋にも設置しやすくなっています。奥行きも250mmとスリムで、カーテンレールや棚との干渉も最小限です。
インテリアとの調和
シンプルなデザインのため、インテリアに自然に溶け込みやすく、主張しすぎない外観が好評です。部屋の雰囲気を損ねないのが魅力です。壁紙との相性も良好です。
購入時の注意点
説明書の活用方法
設置後は、必ず説明書を一通り確認しましょう。運転モードの切替や、メンテナンス方法など、使い始めに知っておくべき情報が網羅されています。特に、新モデルには新しい機能があるため、操作方法や注意点を事前に把握しておくことが大切です。
保証内容の確認
家電は長く使うものなので、保証内容も要確認です。特に無料修理期間や延長保証の有無をチェックして、安心して使える体制を整えましょう。
販売店によって保証内容が異なるため、購入前に「標準保証」「延長保証」などの詳細を確認することが重要です。新モデルの方が保証対象範囲が広いこともあるため、価格差をカバーする判断材料になります。
販売店の選び方
価格はもちろん、設置サービスやアフターサポートも含めて選ぶのがポイントです。大手家電量販店や信頼できる通販サイトなら、トラブル時の対応もスムーズです。
日立 ルームエアコン「白くまくん」Gシリーズ 2025年モデル一覧
6畳以外のモデル一覧







まとめ
RAS-GR2225SとRAS-G22Rは、基本スペックに大きな違いはないものの、内部乾燥機能や省エネ設計など細かい部分に差があります。価格を重視するなら旧型のRAS-G22Rが魅力的ですが、衛生面やメンテナンス性を考えると、新型のRAS-GR2225Sに軍配が上がります。どちらも日立ならではの信頼性と使いやすさを備えており、使用環境や目的に応じて選ぶことがポイントです。自分のライフスタイルに合ったモデルを選び、快適な室内環境を整えましょう。
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