
ダイキンのルームエアコン「うるさらX」のAN287ARSとAN286ARSは、どちらもおもに10畳用のRシリーズです。
AN287ARSは2027年モデル、AN286ARSは2026年モデルなので、「新型になって何が変わったの?」「型落ちのAN286ARSでも十分?」と迷いますよね。
結論からいうと、AN287ARSとAN286ARSの大きな違いは、睡眠時や寒い日の快適性に関わる機能です。
新型AN287ARSには「微風おやすみ運転」が追加され、「ヒートブースト制御」も外気温に連動するようになりました。
そのため、就寝時の風や運転音に配慮した機能、寒い日の暖房機能を重視するならAN287ARSがおすすめです。
一方、新しく追加された機能をそれほど必要とせず、価格を重視するなら、型落ちのAN286ARSも候補になります。
この記事では、ダイキンAN287ARSとAN286ARSの違いを公式情報をもとに比較し、それぞれどんな人におすすめなのかわかりやすく紹介します。
目次
AN287ARSとAN286ARSの違いを比較
AN287ARSとAN286ARSの主な違いを比較すると、次のとおりです。
| 比較項目 | AN287ARS | AN286ARS |
|---|---|---|
| モデル | 2027年モデル | 2026年モデル |
| 微風おやすみ運転 | あり | なし |
| ヒートブースト制御 | 外気温連動 | 従来のヒートブースト制御 |
| 発売日 | 2026年11月1日予定 | 2025年11月1日 |
大きな違いは、「微風おやすみ運転」と「ヒートブースト制御(外気温連動)」です。
新型だから冷暖房能力そのものが大幅に高くなったというより、睡眠時や寒い日の快適性を高める機能が追加されています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
違い① AN287ARSは「微風おやすみ運転」を新搭載
AN287ARSには、新しく「微風おやすみ運転」が搭載されています。
従来のおやすみ運転では、体温変化を想定して室温を自動調整することで、睡眠中の温度環境を整えていました。
AN287ARSの「微風おやすみ運転」では、それに加えて風速を抑えた気流で運転します。
さらにAN287ARSが該当する2.2~2.8kWクラスでは、冷房・風量自動設定時の最大運転音を35dB以下に抑えるとされています。
「寝ているときにエアコンの風が気になる」「寝室では運転音にも配慮したい」という人には注目したい新機能ですね。
ただし、実際の風や音の感じ方には個人差があります。
AN287ARSを寝室で使う予定なら、AN286ARSとの大きな比較ポイントになるでしょう。
違い② AN287ARSは「ヒートブースト制御」が外気温に連動
暖房機能にも違いがあります。
AN286ARSには、コンプレッサーをすばやく立ち上げて暖房する「ヒートブースト制御」が搭載されています。
AN287ARSでは、これが「ヒートブースト制御(外気温連動)」になりました。
外気温2℃以下を検知すると暖房能力を高め、風量を強めて運転するのが特徴です。
冬の冷え込んだ朝や帰宅直後など、寒い環境でエアコンを使うことが多い人にはうれしい変更ですね。
ダイキンの試験では、新型は従来機と比べて設定温度への到達時間を約20%短縮し、床面付近で22℃以上となるエリアも約1.2倍に広がったとされています。
ただし、ここで注意したいのは、この数値が10畳用のAN287ARSとAN286ARSを直接比較した結果ではないことです。
試験に使用されたのは、14畳用の2027年モデルAN407ARPと2026年モデルAN406ARPです。
そのため、「AN287ARSならAN286ARSより20%早く暖まる」とは断定できません。
AN287ARSでは、外気温が低いときに暖房能力と風量を高める新しい制御が追加された、と考えておきましょう。
違い③ 発売時期と価格が違う
AN287ARSとAN286ARSは発売時期も異なります。
AN287ARSは2027年モデルで、2026年11月1日発売予定です。
一方、AN286ARSは2026年モデルで、2025年11月1日に発売されています。
つまり、
AN287ARS:新型
AN286ARS:型落ち
という関係になります。
型落ちというと「性能がかなり劣るのでは?」と心配になるかもしれませんが、AN286ARSもダイキンのフラッグシップモデル「うるさらX」のRシリーズです。
そのため、新型で追加された機能が自分に必要かどうかと、購入時の価格差を比べることが大切です。
「微風おやすみ運転」や「ヒートブースト制御(外気温連動)」を使いたいならAN287ARS。
新機能をそれほど必要とせず、AN286ARSが安くなっているなら型落ちを選ぶのもよいでしょう。
価格は販売店や購入時期によって変動するため、購入前に両モデルの最新価格を比較してみてください。
新型AN287ARSはこちらです。
型落ちAN286ARSはこちらです。
AN287ARSとAN286ARSの共通点
ここまで違いを見てきましたが、AN287ARSとAN286ARSには共通する部分も多くあります。
どちらもダイキンの「うるさらX(Rシリーズ)」のおもに10畳用モデルです。
新型だからすべての機能が変わったわけではないので、違いだけでなく共通点も確認しておきましょう。
基本的な冷暖房能力は同じ
AN287ARSとAN286ARSは、基本的な冷暖房能力が同じです。
| 基本性能 | AN287ARS | AN286ARS |
|---|---|---|
| おもな適用畳数 | 10畳 | 10畳 |
| 冷房能力 | 2.8kW | 2.8kW |
| 冷房消費電力 | 550W | 550W |
| 暖房能力 | 3.6kW | 3.6kW |
| 暖房消費電力 | 660W | 660W |
| 低温暖房能力 | 5.7kW | 5.7kW |
そのため、新型AN287ARSは基本的な冷暖房能力の数値を大きく高めたモデルチェンジではありません。
新旧を選ぶときは、冷暖房能力そのものよりも、AN287ARSで追加された快適機能と価格差に注目すると選びやすくなります。
「うるる加湿」で給水なしの加湿ができる
AN287ARSとAN286ARSは、どちらも「うるさらX」ならではの無給水加湿に対応しています。
屋外の空気から水分を取り込み、給水せずに室内を加湿する仕組みです。
一般的な加湿器のようにタンクへ水を入れる必要がないため、暖房と一緒に加湿したいときの手間を減らせます。
ただし、外気中の水分を利用するため、加湿量は外気温や外気の湿度によって変化します。
「さらら除湿」で季節に合わせた除湿ができる
除湿機能も両モデルに搭載されています。
「さらら除湿」では、季節や室内環境に合わせて除湿をコントロールします。
梅雨時期など湿度が高いときにも活用できるため、冷暖房だけでなく湿度対策も重視したい人には便利な機能です。
換気しながら冷暖房できる
AN287ARSとAN286ARSは、換気機能にも対応しています。
屋外の空気を取り込みながら冷暖房できるのは、うるさらXの特徴のひとつです。
エアコンの快適性だけでなく、換気機能も重視して選びたい人にはうれしいポイントですね。
ただし、エアコンの換気機能だけですべての換気をまかなえるとは限らないため、住宅に設置されている換気設備などとあわせて使用しましょう。
AN287ARSがおすすめな人
AN287ARSがおすすめなのは、次のような人です。
・新しいモデルを選びたい人
・寝室で使用する予定の人
・睡眠中のエアコンの風や運転音に配慮した機能が欲しい人
・寒い日の暖房機能を重視する人
・価格差より新機能を優先したい人
AN287ARSを選ぶ大きな理由は、「微風おやすみ運転」と「ヒートブースト制御(外気温連動)」です。
特に寝室で使用する予定なら、風速を抑えた気流で運転する「微風おやすみ運転」は魅力的な新機能です。
また、冬の冷え込みが厳しいときに、外気温に応じて暖房能力と風量を高める制御が追加されたこともポイント。
基本的な冷暖房能力はAN286ARSと同じなので、「新型だから」という理由だけで選ぶのではなく、これらの新機能に魅力を感じるかどうかで判断するとよいでしょう。
新しい快適機能を重視するなら、AN287ARSがおすすめです。
AN286ARSがおすすめな人
AN286ARSがおすすめなのは、次のような人です。
・新機能より価格を重視したい人
・微風おやすみ運転がなくても問題ない人
・従来のヒートブースト制御で十分な人
・基本的な冷暖房能力が同じなら型落ちでも気にならない人
・AN287ARSとの価格差が大きければ旧型を選びたい人
AN286ARSは型落ちですが、AN287ARSと基本的な冷暖房能力は同じです。
また、うるる加湿やさらら除湿、換気など、うるさらXの特徴的な機能も利用できます。
そのため、新型で追加された機能を必要としないなら、価格によってはAN286ARSのほうが魅力的な選択肢になるでしょう。
ただし、旧モデルは今後、販売店によって在庫が少なくなる可能性があります。
型落ちだから必ず安いとは限らないため、購入するときはAN287ARSとの価格差を確認してください。
また、エアコンは本体価格だけでなく、設置工事費や既存エアコンの取り外し費用、延長保証などによって総額が変わります。
価格を比較するときは、できれば工事費なども含めた総額で判断すると安心です。
新機能より価格を重視するなら、AN286ARSをチェックしてみてください。
AN287ARSとAN286ARSの違いについてよくある質問
購入前に気になりやすいポイントをまとめました。
AN287ARSとAN286ARSの電気代は違う?
実際の電気代は、外気温や設定温度、運転時間、住宅の断熱性能などによって変わります。
今回比較しているAN287ARSとAN286ARSは、冷房時・暖房時の定格消費電力が同じです。
ただし、実際のエアコンは常に定格消費電力で運転するわけではありません。
使用環境や運転状況によって消費電力量は変化するため、定格消費電力だけから「どちらの電気代が必ず安い」とは判断しないほうがよいでしょう。
AN286ARSは型落ちでも買って大丈夫?
AN286ARSはひとつ前のモデルですが、型落ちというだけで候補から外す必要はありません。
基本的な冷暖房能力はAN287ARSと同じで、うるさらXの主要な機能も備えています。
「微風おやすみ運転」や「ヒートブースト制御(外気温連動)」を必要とせず、AN287ARSより安く購入できるなら、AN286ARSを選ぶのもよいでしょう。
ただし、旧モデルは在庫状況が変わりやすいため、購入時に価格と在庫を確認してください。
寝室で使うならAN287ARSとAN286ARSのどっちがおすすめ?
寝室での使用を重視するなら、新しい「微風おやすみ運転」を搭載したAN287ARSが選びやすいでしょう。
AN287ARSが該当する2.2~2.8kWクラスでは、冷房・風量自動設定時の最大運転音が35dB以下とされています。
また、風速を抑えた気流で運転するため、睡眠中の風にも配慮されています。
ただし、音や風の感じ方には個人差がある点には注意してください。
AN286ARSはいつまで購入できる?
AN286ARSがいつまで購入できるかは、販売店の在庫状況によって異なります。
AN287ARSが発売されたからといって、すぐにすべての店舗からAN286ARSがなくなるとは限りません。
一方、旧モデルは生産・流通状況によって徐々に選べる店舗が減っていく可能性があります。
AN286ARSを価格重視で検討している場合は、値下がりだけを待つのではなく、在庫状況もあわせて確認しておくとよいでしょう。
AN287ARSとAN286ARSの違いまとめ
ダイキンAN287ARSとAN286ARSの違いを比較しました。
主な違いをもう一度まとめると、次のとおりです。
| 比較項目 | AN287ARS | AN286ARS |
|---|---|---|
| モデル | 2027年モデル | 2026年モデル |
| 微風おやすみ運転 | あり | なし |
| ヒートブースト制御 | 外気温連動 | 従来のヒートブースト制御 |
| 発売日 | 2026年11月1日予定 | 2025年11月1日 |
| 基本的な冷暖房能力 | 同じ | 同じ |
AN287ARSは、基本的な冷暖房能力を大きく変えたというより、睡眠時や寒い日の快適性に関わる機能が追加された新型です。
そのため、
・微風おやすみ運転を使いたい
・寝室で使う予定
・寒い日の暖房機能を重視したい
・新しい機能を優先したい
という人にはAN287ARSがおすすめです。
一方、
・新機能にはそれほどこだわらない
・基本的な冷暖房能力が同じなら型落ちでもよい
・できるだけ購入価格を抑えたい
という人は、AN286ARSをチェックしてみるとよいでしょう。
どちらにするか迷ったら、「新しい快適機能に価格差分の魅力を感じるか」で考えると選びやすくなります。
価格は購入するタイミングによって変わるため、最後に両モデルの最新価格を比較して選んでみてください。
新しい快適機能を重視するならAN287ARS。
価格を重視するならAN286ARSもチェックしてみてください。










