パナソニックの2025年最新OLEDテレビ「Z95B」と「Z90B」が、同日に国内発売となりました。両機は外見や仕様が似ていますが、**画質・音質・基本性能**に明確な差があります。この記事では、スペック比較や実際の口コミレビューを交えながら、どちらを選ぶべきか分かりやすく解説します。さらに、テレビの設置に関する注意点や今後の展望もあわせてお届け。4K有機ELテレビを検討中の方に最適な選び方を提案します!
目次
パナソニック Z95BとZ90Bの比較
項目 | Z95B | Z90B |
---|---|---|
サイズ展開 | 65V型 / 55V型 | 65V型 / 55V型 / 48V型 / 42V型 |
パネル方式 | プライマリーRGBタンデム有機EL | 高輝度有機EL(55/65型) / 通常有機EL(42/48型) |
最大音声出力 | 170W(65型) / 160W(55型) | 60W(全サイズ共通) |
スピーカー構成 | 5.1.2ch(ラインアレイ+ウーハー等) | 2.1ch(フルレンジ×2+ウーハー×1) |
HDR対応 | HDR10+ Adaptive / Dolby Vision IQ / Precision Detail | 同左 |
スタンド仕様 | スイーベル対応(首ふり) | 42/48型は固定、他はスイーベル対応 |
年間消費電力量 | 210kWh(65型) / 180kWh(55型) | 225kWh(65型)~130kWh(42型) |
価格帯(参考) | 約37~52万円 | 約25~40万円 |
タイプ | Z95Bがおすすめの人 | Z90Bがおすすめの人 |
---|---|---|
画質重視 | 最新有機ELパネルで映画やHDR映像を最高画質で楽しみたい人 | 高画質を保ちつつコストを抑えたい人 |
音質重視 | 迫力ある音場や立体音響をテレビ単体で求める人 | 音質にこだわらず、サウンドバー等の併用を前提とする人 |
ゲーム用途 | ハイエンドゲーム機で高画質&高音質を両立したい人 | 144Hz・G-SYNC・FreeSync対応など機能面を重視するゲーマー |
設置環境 | 広いリビングやホームシアターなどに設置する人 | 寝室や書斎など限られたスペースで使いたい人 |
予算 | 性能を最優先し、多少高額でも構わない人 | 予算内で性能バランスを重視する人 |
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Z95BとZ90Bの基本仕様
TV-65Z95B | TV-65Z90B | |
---|---|---|
解像度 | 4K | 同じ |
サイズ | 65V型 | 同じ |
パネル | プライマリーRGBタンデム | 高輝度有機ELパネル |
画素数 | 3840x2160 | 同じ |
高画質エンジン | 新世代 AI高画質エンジン | 同じ |
HDR対応 | HDR10/HDR10+/HDR10+ADAPTIVE/HLG/Dolby Vision/Dolby Vision IQ/Dolby Vision IQ Precision Detail | 同じ |
スピーカー | ラインアレイスピーカー:1、イネーブルドスピーカー:2、ワイドスピーカー:2、ウーハー:1 | フルレンジ×2、ウーハー×1 |
最高音声出力 | 170W ドルビーアトモス対応 | 60W ドルビーアトモス対応 |
倍速機能 | オブジェクト検出 倍速表示 | 同じ |
4Kチューナー数 | 2 | 同じ |
地上・BS・110度CSチューナー数 | 3 | 同じ |
CATVパススルー対応 | 〇 | 同じ |
CATV受信 | 〇 | 同じ |
テレビ番組ガイド | Fire TVによる | 同じ |
VIERA Link対応 | 〇 | 同じ |
2画面機能 | 〇 | 同じ |
無線LAN内臓 | 〇 | 同じ |
Bluetooth | 〇 | 同じ |
スマホ連携 | AirPlay 2 | 同じ |
ビデオ・オンデマンドサービス(VOD)対応 | 〇(Fire TV) | 同じ |
Fire TV対応 | 〇 | 同じ |
お部屋ジャンプリンク(サーバー/クライアント) | 〇/〇 | 同じ |
オフタイマー/オンタイマー | 〇/ー | 同じ |
USBハードディスク録画対応 | 〇 | 同じ |
自動録画機能 | 〇 | 同じ |
音声操作 | ハンズフリー音声操作/リモコン音声認識 | 同じ |
スマートスピーカー連携 | Amazon Alexa | 同じ |
ゲーム対応 | AMD FreeSync™ Premium・Dolby Visionゲーム・NVIDIA ® G-SYNC ® Compatible・NVIDIA“SPD Auto Game Mode” | 同じ |
ゲームプロモード | 〇 | 同じ |
ALLM | 〇 | 同じ |
VRR | 〇最大144Hz対応 | 同じ |
4K144p入力・4K120p入力 | 〇 | 同じ |
HDMI端子数 | 4(4K入力対応) | 同じ |
eARC対応 | 〇(HDMI2) | 同じ |
HDCP2.2対応 | 〇(4系統全て) | 同じ |
USB端子数 | 3 | 同じ |
ビデオ入力 | ||
光デジタル音声出力 | 1 | 同じ |
LAN端子 | 1 | 同じ |
イヤホン端子 | 〇 | 同じ |
スピーカーとイヤホン音声の同時出力 | 〇 | 同じ |
画面寸法 (幅x高さx対角)mm | 1428x804x1639 | 同じ |
外形寸法(幅x高さx奥行)mm | 1448x916x348(テレビスタンド含む) | 1448x915x348(テレビスタンド含む) |
電源 | AC100V 50/60Hz | 同じ |
質量 | 約29.0kg(スタンド含む) | 約30.5kg(スタンド含む) |
消費電力 | 543W(65V)(本体電源「切」時/リモコン電源「切」時:約0.5W) | 515W(65V)(本体電源「切」時/リモコン電源「切」時:約0.5W) |
年間消費電力量(新しい基準にて) | 210kWh/年 | 225kWh/年 |
転倒防止スタンド | 〇スイーベル(首ふり) | 同じ |
付属品 | リモコン(1), リモコン用乾電池(2), 取扱説明書(1),電源コード(1)、組み立て部品(一式), 転倒・落下防止部品(一式), ●本機は従来のB-CASカードに代わり「ACASチップ」を内蔵しています。 | 同じ |
TV-55Z95B | TV-55Z90B | |
---|---|---|
解像度 | 4K | 同じ |
サイズ | 55V型 | 同じ |
パネル | プライマリーRGBタンデム | 高輝度有機ELパネル |
画素数 | 3840x2160 | 同じ |
高画質エンジン | 新世代 AI高画質エンジン | 同じ |
HDR対応 | HDR10/HDR10+/HDR10+ADAPTIVE/HLG/Dolby Vision/Dolby Vision IQ/Dolby Vision IQ Precision Detail | 同じ |
スピーカー | ラインアレイスピーカー:1、イネーブルドスピーカー:2、ワイドスピーカー:2、ウーハー:1 | フルレンジ×2、ウーハー×1 |
最高音声出力 | 160W ドルビーアトモス対応 | 60W ドルビーアトモス対応 |
倍速機能 | オブジェクト検出 倍速表示 | 同じ |
4Kチューナー数 | 2 | 同じ |
地上・BS・110度CSチューナー数 | 3 | 同じ |
CATVパススルー対応 | 〇 | 同じ |
CATV受信 | 〇 | 同じ |
テレビ番組ガイド | Fire TVによる | 同じ |
VIERA Link対応 | 〇 | 同じ |
2画面機能 | 〇 | 同じ |
無線LAN内臓 | 〇 | 同じ |
Bluetooth | 〇 | 同じ |
スマホ連携 | AirPlay 2 | 同じ |
ビデオ・オンデマンドサービス(VOD)対応 | 〇(Fire TV) | 同じ |
Fire TV対応 | 〇 | 同じ |
お部屋ジャンプリンク(サーバー/クライアント) | 〇/〇 | 同じ |
オフタイマー/オンタイマー | 〇/ー | 同じ |
USBハードディスク録画対応 | 〇 | 同じ |
自動録画機能 | 〇 | 同じ |
音声操作 | ハンズフリー音声操作/リモコン音声認識 | 同じ |
スマートスピーカー連携 | Amazon Alexa | 同じ |
ゲーム対応 | AMD FreeSync™ Premium・Dolby Visionゲーム・NVIDIA ® G-SYNC ® Compatible・NVIDIA“SPD Auto Game Mode” | 同じ |
ゲームプロモード | 〇 | 同じ |
ALLM | 〇 | 同じ |
VRR | 〇最大144Hz対応 | 同じ |
4K144p入力・4K120p入力 | 〇 | 同じ |
HDMI端子数 | 4(4K入力対応) | 同じ |
eARC対応 | 〇(HDMI2) | 同じ |
HDCP2.2対応 | 〇(4系統全て) | 同じ |
USB端子数 | 3 | 同じ |
ビデオ入力 | ||
光デジタル音声出力 | 1 | 同じ |
LAN端子 | 1 | 同じ |
イヤホン端子 | 〇 | 同じ |
スピーカーとイヤホン音声の同時出力 | 〇 | 同じ |
画面寸法 (幅x高さx対角)mm | 1210x680x1388 | 同じ |
外形寸法(幅x高さx奥行)mm | 1227x792x348(テレビスタンド含む) | 1227x792x348(テレビスタンド含む) |
電源 | AC100V 50/60Hz | 同じ |
質量 | 約24.0kg(スタンド含む) | 約23.5kg(スタンド含む) |
消費電力 | 414W(55V)(本体電源「切」時/リモコン電源「切」時:約0.5W) | 389W(55V)(本体電源「切」時/リモコン電源「切」時:約0.5W) |
年間消費電力量(新しい基準にて) | 180kWh/年 | 190kWh/年 |
転倒防止スタンド | 〇スイーベル(首ふり) | 同じ |
付属品 | リモコン(1), リモコン用乾電池(2), 取扱説明書(1),電源コード(1)、組み立て部品(一式), 転倒・落下防止部品(一式), ●本機は従来のB-CASカードに代わり「ACASチップ」を内蔵しています。 | 同じ |
TV-48Z90B | TV-42Z90B | |
---|---|---|
解像度 | 4K | 同じ |
サイズ | 48V型 | 42V型 |
パネル | 有機ELパネル | 同じ |
画素数 | 3840x2160 | 同じ |
高画質エンジン | 新世代 AI高画質エンジン | 同じ |
HDR対応 | HDR10/HDR10+/HDR10+ADAPTIVE/HLG/Dolby Vision/Dolby Vision IQ/Dolby Vision IQ Precision Detail | 同じ |
スピーカー | フルレンジ×2、ウーハー×1 | 同じ |
最高音声出力 | 60W ドルビーアトモス対応 | 同じ |
倍速機能 | オブジェクト検出 倍速表示 | 同じ |
4Kチューナー数 | 2 | 同じ |
地上・BS・110度CSチューナー数 | 3 | 同じ |
CATVパススルー対応 | 〇 | 同じ |
CATV受信 | 〇 | 同じ |
テレビ番組ガイド | Fire TVによる | 同じ |
VIERA Link対応 | 〇 | 同じ |
2画面機能 | 〇 | 同じ |
無線LAN内臓 | 〇 | 同じ |
Bluetooth | 〇 | 同じ |
スマホ連携 | AirPlay 2 | 同じ |
ビデオ・オンデマンドサービス(VOD)対応 | 〇(Fire TV) | 同じ |
Fire TV対応 | 〇 | 同じ |
お部屋ジャンプリンク(サーバー/クライアント) | 〇/〇 | 同じ |
オフタイマー/オンタイマー | 〇/ー | 同じ |
USBハードディスク録画対応 | 〇 | 同じ |
自動録画機能 | 〇 | 同じ |
音声操作 | ハンズフリー音声操作/リモコン音声認識 | 同じ |
スマートスピーカー連携 | Amazon Alexa | 同じ |
ゲーム対応 | AMD FreeSync™ Premium・Dolby Visionゲーム・NVIDIA ® G-SYNC ® Compatible・NVIDIA“SPD Auto Game Mode” | 同じ |
ゲームプロモード | 〇 | 同じ |
ALLM | 〇 | 同じ |
VRR | 〇最大144Hz対応 | 同じ |
4K144p入力・4K120p入力 | 〇 | 同じ |
HDMI端子数 | 4(4K入力対応) | 同じ |
eARC対応 | 〇(HDMI2) | 同じ |
HDCP2.2対応 | 〇(4系統全て) | 同じ |
USB端子数 | 3 | 同じ |
ビデオ入力 | ||
光デジタル音声出力 | 1 | 同じ |
LAN端子 | 1 | 同じ |
イヤホン端子 | 〇 | 同じ |
スピーカーとイヤホン音声の同時出力 | 〇 | 同じ |
画面寸法 (幅x高さx対角)mm | 1052x592x1207 | 920x517x1055 |
外形寸法(幅x高さx奥行)mm | 1069x708x250(テレビスタンド含む) | 920x630x250(テレビスタンド含む) |
電源 | AC100V 50/60Hz | 同じ |
質量 | 約19.5kg(スタンド含む) | 約18.0kg(スタンド含む) |
消費電力 | 256W(48V)(本体電源「切」時/リモコン電源「切」時:約0.5W) | 211W(42V)(本体電源「切」時/リモコン電源「切」時:約0.5W) |
年間消費電力量(新しい基準にて) | 153kWh/年 | 130kWh/年 |
転倒防止スタンド | 〇 | 同じ |
付属品 | リモコン(1), リモコン用乾電池(2), 取扱説明書(1),電源コード(1)、組み立て部品(一式), 転倒・落下防止部品(一式), ●本機は従来のB-CASカードに代わり「ACASチップ」を内蔵しています。 | 同じ |
Z95Bシリーズは**65V型・55V型**の2サイズ展開で、Z90Bは**42V型・48V型・55V型・65V型**の4サイズを用意しています(※Z95Bに77V型は存在しません)。Z95Bは、最新の\*\*「プライマリーRGBタンデム有機ELパネル」**を搭載し、従来の有機ELパネルよりも**高輝度性能と色表現力が大幅に向上\*\*。さらに冷却性能を高めた**ThermalFlow構造**により、長時間の視聴でも高画質を維持する工夫がされています。
一方、Z90Bは上位モデルと同様に4K有機ELパネルを採用し、55V型・65V型では**高輝度パネル**を使用。これにより、明るいリビングでも十分な視認性を確保できます。サイズ展開が豊富で、小型モデルもあるため、視聴環境に応じた柔軟な選択が可能です。
画質と音質の違い
Z95Bの画質は、LG製G5相当の最上級パネル技術により、**従来比で約40%の色域拡大と輝度性能の大幅アップ**が実現。HDR映像や4Kコンテンツの再現性が極めて高く、深みのある黒と鮮やかな色彩が特長です。さらに、**Dolby Vision IQ**や**Dolby Vision IQ Precision Detail**にも対応しており、視聴環境や映像ジャンルに応じて最適なHDR表示を自動調整してくれます。
音質面では、Z95Bが\*\*5.1.2ch構成(ラインアレイ+ワイド+イネーブルド+ウーハー)\*\*のスピーカーを搭載し、テレビ単体でホームシアターに迫る臨場感を再現。合計出力は最大170Wで、映画やゲームの音場を立体的に演出します。
対してZ90Bは、**フルレンジスピーカー×2+ウーハー×1の2.1ch構成**で、出力は最大60W。Dolby Atmosにも対応していますが、Z95Bのような高さ方向の音表現や広がりには劣ります。日常的なテレビ視聴には十分な音質ですが、シネマクオリティを求めるならZ95Bが優位です。
機能の比較
Z95BとZ90Bは、いずれもパナソニックの\*\*最新高画質エンジン「新世代AI高画質エンジン(HCX Pro AI Processor MK II)」\*\*を搭載しており、コンテンツごとの映像最適化が可能です。HDR規格にも幅広く対応し、**HDR10/HDR10+/HDR10+ Adaptive/HLG/Dolby Vision/Dolby Vision IQ/Precision Detail**までカバー。明るさや色味をシーンに応じてきめ細かく調整してくれます。
ゲーム機能も両機共通で充実しており、**HDMI 2.1対応ポート、VRR、ALLM、4K120p/144p入力、AMD FreeSync Premium、NVIDIA G-SYNC、SPD Auto Game Mode**と、次世代ゲーム機に最適化された仕様。これにより、高速描画や遅延の少ない快適なゲーム体験が可能です。
また、Fire TVがOSに統合されているため、**Amazon Prime Video、Netflix、YouTubeなどのVODサービスがテレビ単体で利用可能**。スマートスピーカー(Amazon Alexa)との連携もでき、音声操作による番組検索などもスムーズです。
設置とサイズの検討
Z95Bは**スイーベル(首ふり)対応スタンド**を採用し、視聴角度を柔軟に調整できる設計です(55V型・65V型)。本体サイズはやや大きめで、スタンド込みで65V型が**幅1448×高さ916×奥行348mm、重さ約29kg**となっており、しっかりとした設置場所が必要です。
Z90Bは、42V型・48V型では**固定スタンド**となり、スイーベル機能はありません。軽量モデルとして、**42V型は約18kg、48V型は約19.5kg**と比較的取り回しやすい仕様。小型サイズが選べるため、**寝室や個室などの限られたスペース**にも対応可能です。
両機とも、B-CASカードではなく**ACASチップを内蔵**しており、地デジ/BS/CSの視聴や録画がシンプルに行えます。また、HDMI端子は4系統、USB端子は3系統、イヤホン出力やLAN端子も標準装備で、周辺機器との接続にも十分対応しています。
Z95BとZ90Bの口コミ
ユーザー体験談
Z95Bに関するユーザー体験談では、「**昼間でも見やすい驚異の明るさ**」「**映画の色彩表現が今までと全く違う**」という声が多く聞かれます。とくに明暗差が大きいHDRコンテンツや、Dolby Vision IQ対応作品での表現力は圧巻で、**シネマ用テレビとして満足度が非常に高い**と評価されています。また、音響面でも「テレビだけでサウンドバー不要」「セリフがクリアで臨場感がある」などの声も。
Z90Bに関しては、「コストを抑えつつ機能が充実」「リビングの明るさでも十分な画面輝度」「ゲームモードが快適」といった、**コスパを評価するユーザーの声**が目立ちます。48V型や42V型といったコンパクトモデルでも**高画質と高リフレッシュレートが楽しめる点**が、ゲームユーザーや個人用途に好評です。
それぞれの評価ポイント
* **Z95B**:パネル性能・音響設計ともにZシリーズ最高峰。**映像や音の“没入感”を重視するユーザー**に非常に高い満足度を提供しています。テレビスタンドがしっかりしており、**据え置き型のホームシアター志向**にはぴったり。ただし、価格帯は高めで、本体も大型・重量級のため、**設置場所に余裕があることが前提**になります。
* **Z90B**:Z95Bほどの音響装備はありませんが、**同じ映像エンジンとFire TV機能を搭載**しており、基本的な使い勝手は同等。4K 144HzやDolby Vision IQにも対応し、**ゲーム・映画・地デジ視聴の全方位対応**が可能。特に48V型・42V型モデルは、省スペースを重視するユーザーに支持されており、「サブTVとしても優秀」との口コミも多数見られます。
トラブルと対策
現在、Z95B・Z90Bシリーズにおいて**深刻な初期不良や設計上の問題は報告されていません**。ただし、一部のユーザーからは次のような指摘があります:
* **HDMI端子が4つしかない**ことにより、外部機器が多い家庭では切替器が必要。
* **Fire TV OSに広告が表示される**点が煩わしいと感じる人も。
これらの問題については、**HDMIセレクターやAVアンプの導入、Fire TVの広告設定変更や外部ストリーミング機器との併用**で多くが解消可能です。さらに、**ソフトウェアアップデートにより動作の最適化も進行中**で、使い勝手は今後さらに向上する可能性があります。
4K有機ELテレビの選び方
有機ELのメリット
有機EL(OLED)は**画素自体が発光する自発光ディスプレイ**であり、バックライトを必要としないため、**完璧な黒を再現できる**のが最大の特長です。これにより、暗いシーンでも細部が潰れずに描写され、映画やドラマでは圧倒的なリアリズムが得られます。また、応答速度が速く、**スポーツ中継やアクション映画でも残像が少なくクリア**な映像が楽しめます。加えて、視野角が広いため、**どの位置から見ても色が変わりにくい**のも大きなメリットです。
4K対応の重要性
4K対応は、これからのテレビ選びにおいて必須の条件といえます。Z95B・Z90Bはともに**2系統の4Kチューナー**を搭載しており、地デジやBS/CSはもちろん、**CATVにも対応**。録画中でも別チャンネルの視聴が可能な点も便利です。
さらに、**HDMI 2.1の搭載により、最新のゲーム機やPCとの接続でも帯域不足がなく、4K120p/144p入力にも完全対応**。Dolby Visionゲーム対応もあり、映像遅延も極小。ハイエンドな映像機器との相性が抜群で、今後の4K・8K放送の普及にも十分耐えうる設計です。
視聴環境とスペースの考慮
テレビ選びでは**視聴距離と設置スペースのバランス**が重要です。Z95Bの65V型は**幅約145cm、重量29kg**と大型かつ重量もあるため、**しっかりとしたテレビ台と広い設置スペース**が必要です。スタンドはスイーベル機能つきで、多少の角度調整が可能。
Z90Bは42V型からの展開で、**軽量かつ省スペースな設置が可能**。とくに48V型や42V型は**壁掛けにも適しており、寝室や個人部屋での利用にぴったり**です。スタンドは固定タイプですが、設置面積が小さいため設置しやすいのが特長。テレビ設置場所に応じて柔軟に選べるのがZ90Bシリーズの魅力です。
最新技術と今後の展望
HDRや倍速技術の進化
Z95BとZ90Bは、HDR技術の最先端を取り入れており、**HDR10+ Adaptive、Dolby Vision IQ、Dolby Vision IQ Precision Detail**に対応しています。これにより、部屋の明るさや映像の種類に応じて、**リアルタイムで輝度・コントラスト・色彩を自動最適化**してくれるのが特徴です。
さらに、倍速技術にも進化が見られ、**「オブジェクト検出 倍速表示」**では、映像内の動体をAIが認識し、**滑らかで自然な動き**を実現。スポーツ観戦やアクション映画、ゲームプレイにおいても**ブレの少ない映像体験**が可能です。これらの技術は、120Hz/144Hzの高リフレッシュレートと組み合わせることで、**視覚的な快適性と臨場感を飛躍的に高める要素**となっています。
ビエラシリーズの未来
パナソニックは今後、ビエラシリーズにおいて**視聴者の使用環境とニーズに最適化された映像体験**を提供する方向に進化しています。Z95B/Z90BのFire TV統合によって**スマート化が一段と進化**し、ストリーミング利用のしやすさが向上。また、Calman Calibrated対応により、**映像制作や写真編集などのプロユースにも対応できる精度の高いキャリブレーション**が可能になっています。
将来的には、より本格的な画質調整機能として**ISFccc(Imaging Science Foundation certified calibration controls)**に準拠したモデルの登場も期待されており、**一般家庭からプロの現場まで対応できる多層展開**が見込まれます。
パナソニックの新製品情報
パナソニックはZ95B・Z90Bに続く製品ラインとして、**価格を抑えたミドルレンジモデル「Z80B」シリーズ**の登場を計画しています。このモデルでは、有機ELパネルの性能をある程度維持しつつ、**音響装備や一部機能を簡素化**することで、コストパフォーマンスを高める戦略と見られます。
また、液晶テレビのラインでは、**高輝度・高コントラストを実現するMini LEDバックライト搭載の「Wシリーズ」**も注目されています。これにより、より明るい部屋でも有機ELに近い視聴体験が得られる選択肢が広がり、**家庭環境や用途に合わせた細かな選択肢**が提供されていく予定です。
Z95B/Z90Bのトラブルシューティング
よくある問題と解決法
Z95B/Z90Bは、発売初期のモデルとしては非常に安定しており、大きなトラブルは報告されていませんが、以下のような**細かな課題や気になる点**がユーザーから挙げられています:
* **HDMI端子の数が4つに限定されている**ため、複数のゲーム機・レコーダー・ストリーミングデバイスを接続したい場合には端子不足に陥ることも。→ **HDMI切替器やAVアンプの導入**で柔軟に解決可能です。
* **Fire TV OSのインターフェースに広告が表示される**ことが気になるユーザーもいます。→ Fire TVの設定で広告表示を制限したり、**外部のストリーミングデバイス(Apple TVやChromecast)との併用**も一つの解決策です。
録画と接続の注意点
Z95B/Z90Bは、**ACASチップ内蔵型で外付けUSB HDDへの録画が可能**ですが、録画機能を使う際にはいくつかの注意点があります:
* 初回使用時にはUSB HDDの**テレビ専用フォーマット**が必要。汎用的なPC用HDDはそのままでは使えません。
* **複数の録画予約が重なると一部が録画されない**ことがあるため、時間帯の確認や録画設定の見直しが重要です。
* 録画した番組は、**接続したテレビ本体でのみ視聴可能**な点にも注意が必要です(著作権保護のため)。
サポートへの問い合わせ方法
製品に関する不具合や設定に関する問い合わせは、**パナソニック公式サポート窓口**が利用できます。特にACASチップ関連や録画機能の不具合に関しては、専門オペレーターが対応してくれるため、安心して相談できます。
* 電話サポートは**平日および土日祝も対応(時間制限あり)**。
* **パナソニック公式サイトからの「問い合わせフォーム」**では、24時間いつでも受付可能。
* 製品保証期間内であれば、**出張修理や代替機対応**のケースもあるので、購入証明書(レシートや納品書)は大切に保管しておきましょう。
まとめ
2025年、パナソニックの4K有機EL「Z95B」と「Z90B」は、**画質・音質・ゲーム性能**を両機種で高次元に実現しつつ、その中でもZ95Bは**次世代OLED技術+没入サウンド**という明確な差異を持って登場。特に映像・音響追求派にはZ95Bが圧倒的におすすめですが、**価格と性能のバランス**を重視するならZ90Bも非常に魅力的です。
どちらもFire TV搭載や最新規格対応で将来性も高く、自身の**視聴スタイルや設置環境**を基準に選べば、満足度の高い買い物になるでしょう。