コロナの最上位「WZシリーズ」は、静かでパワフル、しかも電気代が抑えられると評判の石油ファンヒーターです。今回は最新のFH-WZ3625BY(2025年モデル)と、一つ前のFH-WZ3624BY(2024年モデル)をやさしく比較。どちらも木造10畳・コンクリート13畳まで対応の同クラスですが、消臭機能が「極」から「極Plus」に進化した点や、実売価格の差が選び方のポイントに。はじめての方でも迷わず選べるよう、スペックの見方から口コミ傾向、買い時まで丁寧に解説します。
目次
コロナ石油ファンヒーターの基本情報
コロナとは?ファンヒーターの種類と特徴
コロナは新潟県三条市に本社を置く国内暖房機器メーカー。石油ファンヒーターでは、最上位のWZシリーズをはじめ、多彩なラインを展開しています。WZは2つのDCモーターで低消費電力を実現し、静音性や使いやすい表示パネル、リモコンなど快適装備が充実。さらに過去にはグッドデザイン賞も受賞しており、インテリアになじむ上質な外観も魅力です。毎日の操作がわかりやすい「トリプルサイン」や、灯油残量がひと目でわかる「タンクモニター」など、初心者さんにもやさしい配慮が細部にまで行き届いています。
石油ファンヒーターのメリットとデメリット
石油ファンヒーターは、立ち上がりが早くお部屋がすぐ暖まるのが大きなメリット。燃料となる灯油はランニングコストを調整しやすく、停電時でも本体が使える環境なら暖を取りやすい点も安心です。一方で、給油の手間や、使用時の換気が必要なことはデメリット。WZシリーズは「よごれま栓タンク」で給油時に手が汚れにくく、消臭・脱臭の仕組みや省エネ運転も備わっているので、石油暖房の弱点をやさしくフォローしてくれます。初めての方は「適用畳数」「消費電力(W)」「点火時間」の3点を押さえておくと、失敗が少なく選べます。
WZシリーズの概要と人気の理由
WZシリーズが選ばれる理由は、業界No.1の低消費電力(3.6kW/4.6kW帯)※と、からだに心地よいロング温風1/f、足もとから暖めるあったかルーバーの気持ちよさ。さらに省エネセンサー・ecoモード・タイマー類が充実し、生活リズムにぴったり合わせられます。2025年モデルでは消臭機能が「プレミアム消臭『極』Plus」に進化し、点火・消火時のニオイ対策がより万全に。静かさも魅力で、弱燃焼時19dBと図書館並みの静けさです。
FH-WZ3625BYとFH-WZ3624BYの比較
比較項目 | FH-WZ3625BY(2025年) | FH-WZ3624BY(2024年) |
---|---|---|
発売時期 | 2025年8月下旬(発表:8/5) | 2024年8月下旬(発表:8/20) |
消臭機能 | プレミアム消臭「極」Plus | プレミアム消臭「極」 |
価格目安 | 約52,800円〜(量販店の予約価格例) | 約32,500円〜(価格比較サイトの最安値例) |
カラー | グランブラック / グランホワイト / グランシルバー | |
タイプ | 石油ファンヒーター(床置き・リモコン付) | |
暖房出力 | 3.60~0.59kW | |
適用畳数 | 木造10畳 / コンクリート13畳 | |
タンク容量 | 7.2L(よごれま栓タンク・タンクモニター) | |
点火時間 | 秒速点火:約7秒 / 通常点火:約55秒 | |
消費電力 | 強:9.5W / 弱:4W(待機時:0.8W) | |
運転音 | 強:36dB / 弱:19dB(低騒音設計) | |
主な省エネ機能 | ecoモード / 省エネセンサー / エコガイド / 火力セレクト | |
快適機能 | ターボモード / 足もとあったかルーバー / ロング温風1/f | |
タイマー | 入タイマー(24時間・設定後1時間継続可) / 延長・切タイマー(3h/2h/1h/30min) / ダブルタイマー | |
安全・その他 | チャイルドロック / 標高2,000m対応 / トリプルサイン / 灯油切れカウントダウン表示 | |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 458×466×338 mm | |
重量 | 11.8 kg |
※価格は時期・店舗・在庫により変動します。カラーは店舗により取り扱いが異なる場合があります。
※共通スペックはメーカー公表値を中心に記載しています。
性能比較:消費電力と暖房能力
どちらも3.6kWクラスの同等モデル。暖房出力は3.60~0.59kW、適用畳数は木造10畳・コンクリ13畳まで、消費電力は強9.5W/弱4W、運転音は強36dB/弱19dBと主要スペックは共通です。タンク容量は7.2Lで、本体サイズは458×466×338mm・質量11.8kgも同じ。つまり「暖める力」「静かさ」「電気代の目安」は基本的に変わりません。スペック面での差は感じにくいので、後述の消臭性能・価格・発売年を軸に選ぶのがコツです。
機能比較:点火方式とエコモードの違い
点火はどちらも「秒速点火7秒」+「通常点火55秒」に対応。ecoモード・省エネセンサー・ダブルタイマー(入タイマー+延長/切タイマー)などの使い勝手も同等です。違いは消臭機能。2024年のFH‑WZ3624BYは「プレミアム消臭『極』」、2025年のFH‑WZ3625BYは「プレミアム消臭『極』Plus」で、においとり触媒の最適化などにより消火時のニオイ低減がさらに強化されています。日常の使い勝手は同じ、ニオイに敏感な方は3625BYが有利というイメージでOKです。
デザインやサイズの違い
デザインはWZらしい直線基調で上質感のある仕上げ。本体サイズ・重さは同一で、カラーはグランブラック(KG)・グランホワイト(WG)・グランシルバー(SG)が基本展開です。2024年モデルでは3.6kW帯に「グランシルバー」が新色として加わり、2025年モデルでも同系色が継続。販売店によっては一部カラーが終売・在庫限りのこともあるので、色にこだわる方は早めのチェックが安心です。
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口コミと評判の分析
使用者の体験談と評価
口コミでは、静かさ(弱燃焼19dB)やすぐ暖まる点火の速さ、電気代の安さが高評価。とくにWZは足もとから暖かい体感が得やすいとの声が目立ちます。一方、灯油の給油頻度は部屋の広さや使い方次第、という現実的な声も。2024年のFH‑WZ3624BYは価格.comで★3.5前後の実勢評価。新モデルの3625BYは発売直後でレビューが少ない傾向ですが、基本性能は継承されているため、より消臭重視なら3625BY、価格重視なら3624BYという選び分けに納得感があります。
コロナファンヒーターの人気機種との比較
同社のVXシリーズも人気ですが、WZはデザイン・装備・省電力性の面でフラッグシップ。ゆらぎのあるロング温風1/fや足もとあったかルーバー、リモコン操作などの快適装備がフル搭載です。広めのお部屋なら同シリーズの4.62kW(WZ4625BY/4624BY)や5.65kW(WZ5725BY/5724BY)へサイズアップするだけで選びやすく、使い勝手はそのまま。見た目の良さも含め、リビング用の“一台目”に安心して選べるのがWZです。
選び方ガイド:どちらを選ぶべきか?
家のサイズに合った選択方法
10畳前後の個室やLDKの補助暖房ならFH‑WZ3625BY/3624BYで十分。12〜17畳のリビングならWZ4625BY/4624BY、さらに広い15〜20畳ならWZ5725BY/5724BYが目安です。適用畳数は余裕を持って選ぶと、強運転に頼らず静かで省エネに使えます。寒冷地や天井が高いお部屋は一つ上の出力を検討しましょう。標高2,000m対応やチャイルドロック・対震自動消火など安全面の基礎も全モデルで押さえられています。
燃費と電気代を考慮した選び方
電気代は強9.5W/弱4Wクラスで非常に低く、省エネセンサー・ecoモードの併用でさらに節約が可能。点火時は一時的に650W使うものの、ごく短時間です。消臭重視なら3625BY(極Plus)、価格重視なら3624BYが基本の考え方。どちらも灯油の節約につながる気流制御(足もとあったかルーバー、ロング温風1/f)を備えているので、温まりの速さと省エネを両立できます。
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最新のWZシリーズとその特長
FH-WZ5724BYの魅力
より広いお部屋向けならFH‑WZ5724BY(2024年)が有力。最大5.65kWのパワーに、WZらしい低消費電力・快適気流・充実のタイマーを搭載。静音性は弱20dBで会話の邪魔になりにくく、家族が集まるリビングでも快適です。2025年は後継のFH‑WZ5725BYが登場し、消臭が「極Plus」へ進化。広さとニオイ対策の両立を求めるご家庭にぴったりです。
他のWZシリーズモデルとの比較
3.6kW(主に10畳)→4.62kW(12畳)→5.65kW(15畳)と、部屋の広さに合わせて出力が段階的に用意されています。操作感や装備はシリーズ共通なので、サイズアップ・ダウンしても使い方は同じ。最新(2025年)型は消臭が「極Plus」、2024年型は「極」と覚えておけばモデル名の数字違いも理解しやすくなります。
購入方法と在庫情報
おすすめショップと価格比較
2025年モデルFH‑WZ3625BYは量販で税込52,800円前後の実売が確認できます(メーカー希望小売74,580円)。一方、FH‑WZ3624BYは在庫限りの店舗が増え、最安3.2万円台の掘り出し価格も。まずは価格比較サイトで相場をチェックし、ポイント還元や延長保証も含めて総額で検討するのがおすすめです。
お得な購入時期とセール情報
コロナの石油ファンヒーターは毎年8月下旬から新モデルが順次発売されます。発売直後は在庫が豊富、年末にかけては値引きやポイントアップが狙い目。前年度モデルは秋口〜初冬にかけて在庫一掃で値下がりすることが多いので、価格重視なら要チェック。カラーは早い者勝ちになりやすい点も覚えておきましょう。
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メンテナンスと安全性
定期的な掃除と点検の重要性
快適に長く使うコツは、吸気フィルターのホコリ取りと、シーズン中のこまめな掃除。WZは光触媒除菌・脱臭フィルターを採用(取り扱い説明に沿ってお手入れ)し、よごれま栓タンクで給油時の汚れも軽減できます。灯油はワンシーズンで使い切り、保管は直射日光を避けてください。点火しにくく感じたら、まずフィルターまわりをチェックしてみると改善することも多いですよ。
安全に使うためのポイント
安全面では対震自動消火・不完全燃焼防止、チャイルドロック、高地切換モードなどを全モデルが装備。使用時は必ず定期的な換気を行い、カーテンや可燃物から十分に距離を取って設置しましょう。タイマーは就寝前の使い過ぎを防ぐ味方ですが、長時間の無人運転は避けてください。小さなお子さま・ペットのいるご家庭は、リモコンの保管場所にも気を配ると安心です。
まとめ:最終的な選択と利用シーン
家族のニーズに合わせた選択
結論として、ニオイ対策を最優先→FH‑WZ3625BY、価格重視でおトクに→FH‑WZ3624BYが選びやすい基準です。どちらも暖房力・静音性・電気代の低さは同レベル。小さめのLDKや個室、テレワーク部屋など“すぐ暖まりたい場所”に相性抜群です。カラーはインテリアになじむグランブラック/ホワイト/シルバーから。在庫状況と価格を見比べて、あなたの暮らしにぴったりの一台を選んでください。
おすすめの使用シーンと活用法
朝の身支度前はターボモードで素早く室温アップ、在室が減る日中は省エネセンサー+ecoモードで賢く節約。就寝前は入タイマーの“1時間継続”や延長/切タイマーを活用すると、暖め過ぎを防ぎながら快適に過ごせます。足もとの冷えが気になる方はあったかルーバーを意識して、座る位置に合わせてルーバー角度を調整してみてください。毎日の小さな工夫で、石油暖房はもっとやさしく、もっと快適になります。
――――― 要点(違い)まとめ
・価格目安:FH‑WZ3625BY 約52,800円~/FH‑WZ3624BY 約32,500円~(店舗・時期で変動)
・発売:3625BY=2025年8月下旬、3624BY=2024年8月下旬(量販店の店頭開始日は前後)
・消臭:3625BY=「極Plus」/3624BY=「極」。ニオイ配慮なら3625BYが一歩リード。
まとめ
今回ご紹介したFH‑WZ3625BYとFH‑WZ3624BYは、どちらも“速暖”“静音”“低消費電力”がそろったWZシリーズらしい良機種。基本スペックは同等なので、新しい消臭機能を取るか、価格メリットを取るかが選択の分かれ目になります。迷ったら、まずはお部屋の広さに合う出力を決め、そのうえでニオイへの敏感さ・予算・好きな色をチェック。発売直後は在庫が豊富、秋〜冬は値下がりのチャンスもあるので、価格比較サイトや量販店のポイントアップを上手に活用してください。寒い季節の毎日が、もっとやさしく、もっと心地よくなりますように。
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