完全ワイヤレスヘッドホン市場で注目を集めるJBLの「TOUR ONE M3」と「TOUR ONE M2」。両モデルは高音質・高機能を追求するユーザーから支持されており、どちらを選ぶか悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の違いを徹底比較し、それぞれの特徴やスペック、使い勝手、口コミなどをわかりやすく解説します。最新モデルM3がどのように進化したのか、旧モデルM2との違いを知ることで、自分にぴったりのイヤホン選びに役立つ情報をお届けします。
目次
TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の違い
項目 | TOUR ONE M3 | TOUR ONE M2 |
---|---|---|
発売日 | 2025年5月29日 | 2023年9月22日 |
価格(2025年6月時点) | 約44,000円~ | 約29,964円~ |
マイク数 | 10個(ノイキャン用8個) | 6個 |
ノイズキャンセリング | ハイブリッドANC 2.0(リアルタイム補正) | ハイブリッドANC(リアルタイム補正) |
ドライバー | マイカドームドライバー | PU/LCP複合振動板 |
LDAC対応 | あり | なし |
DAC内蔵・USB-C再生 | あり(アクティブデジタル) | なし(パッシブアナログ) |
Smart Txモデル | あり(TX同梱) | なし |
空間オーディオ・ヘッドトラッキング | あり | 空間オーディオのみ |
Auracast | 送受信対応 | 受信のみ(FWアップデート) |
最大再生時間(ANCオフ) | 約70時間 | 約50時間 |
急速充電 | 5分で約5時間再生 | 10分で約5時間再生 |
Personi-Fi | 3.0 | 2.0 |
リラックスサウンド | あり | なし |
カラー展開 | ブラック、モカ、限定ブルー | ブラック、シャンパンゴールド |
重量 | 約278g | 約272g |
ユーザータイプ | TOUR ONE M3がおすすめな人 | TOUR ONE M2がおすすめな人 |
---|---|---|
音質にこだわる人 | ハイレゾ音源をLDACで楽しみたい、DAC内蔵でロスレス再生したい | JBLらしいバランスの良い音質をリーズナブルに楽しみたい |
ノイズキャンセリング重視 | リアルタイム補正付きANC 2.0と高精度マイクで強力に遮音したい | 日常利用に十分なANC機能を求める |
映像やゲームを重視する人 | 空間オーディオやヘッドトラッキングで臨場感を楽しみたい | 動画鑑賞などに最低限の空間オーディオがあればOK |
多機能性を求める人 | Auracast送信、リラックスサウンド、通話EQなど最新機能を使いたい | 基本機能だけで十分、設定はシンプルが良い |
コスト重視の人 | 価格よりも高性能・高音質を優先したい | 3万円前後で高機能ヘッドホンを探している |
使用スタイル | 長時間の音楽鑑賞・仕事・移動にじっくり使いたい | 通勤・通学や軽い使用中心でコスパ重視 |
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ノイズキャンセリングの違い
TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の最も大きな進化点のひとつがノイズキャンセリング機能です。TOUR ONE M3では、新たに「ハイブリッドANC 2.0」と呼ばれる機能を採用し、リアルタイム補正機能も改良されています。これにより、周囲の雑音をより的確に検知し、自動的に最適なノイズ低減処理を行うことで、より静かなリスニング環境を実現します。
一方のTOUR ONE M2もリアルタイム補正付きハイブリッドANCを備えており、高性能ではあるものの、補正精度や反応速度の面でM3には一歩及びません。M3では専用チップの演算能力も向上しており、飛行機や電車、街中といった環境の違いにも即座に対応できる点が魅力です。
また、M3は外音取り込み機能との連携も強化されており、ノイズキャンセリングと外音のバランスを自然に制御可能です。これにより、快適さと安全性を両立しながら使える仕様となっています。静寂な空間で音楽に没入したい方にとって、M3は非常に満足度の高い選択肢といえるでしょう。
マイクの違い
TOUR ONE M3は、マイクの数を10個(うちノイズキャンセリング用が8個)に増やし、M2の6個(ノイズキャンセリング用は不明)から大幅に強化されています。この増加により、M3は音声の方向や周囲の環境音をより精密に検出できるようになり、ノイズキャンセリング性能や外音取り込み機能がさらに洗練されました。
特に通話時の音声品質において、M3は優れたクリアさを実現しており、周囲が騒がしい場所でも自分の声を相手に明瞭に届けることが可能です。これは、マイクが細かく音を拾い、AIによって不要なノイズをリアルタイムで除去する技術の向上によるものです。
また、TOUR ONE M3では通話用イコライザーにも対応しており、自分の声のトーンや明瞭さを調整できるのも魅力です。M2は通話用イコライザー非対応であるため、ビジネスやオンライン会議での使用を重視する方にはM3の方が適しています。快適な通話環境を求めるなら、M3のマイク性能は大きなアドバンテージとなるでしょう。
ドライバーの違い
TOUR ONE M3では、従来のPU/LCP複合振動板を使用していたM2から進化し、新たにマイカドームドライバーを採用しています。このドライバーは音の応答性と解像度に優れており、音楽の細部までしっかりと再現する能力を持っています。そのため、M3では低音から高音までよりクリアでダイナミックな音質が楽しめるようになりました。
特にM3は、LDACコーデック対応やDAC内蔵による高音質再生環境と相まって、ハイレゾ音源をワイヤレスでも高い精度で再生可能です。ドライバーの進化により、音の空間表現力も向上しており、ボーカルや楽器の定位感がより明瞭に感じられます。
一方、M2のドライバーも高品質ではあるものの、音の分離感や解像度という点ではM3には一歩及びません。M2は日常使いや通勤・通学などでの使用には十分な性能を持っていますが、より没入感のある音楽体験を求める方にはM3のドライバー性能が魅力的に映るでしょう。
音質の違い
音質の面でも、TOUR ONE M3は前モデルM2から大幅に進化しています。M3はLDACコーデック対応により、ハイレゾ相当の音質をワイヤレスでも再生可能です。また、DACを内蔵しているため、USB-Cでデジタル接続すれば、ロスレスオーディオも楽しめる設計となっています。これにより、より原音に忠実なサウンド再現が可能になり、細やかなニュアンスまでしっかりと表現されます。
加えて、M3は中高域の抜けが良く、低域も力強く豊かに再現できると高く評価されています。音の奥行きや立体感、クリアさにおいても優れたバランスを保っており、プロフェッショナルなリスニング体験を求める人にとって理想的な選択肢といえるでしょう。
一方、M2はLDAC非対応で、接続もアナログベース(パッシブ接続)となるため、ワイヤレスでの音質面ではM3に劣ります。とはいえ、M2もJBLらしい重厚な低音と明瞭な中高音を備え、日常的な音楽鑑賞には十分なクオリティを提供してくれます。音質にとことんこだわりたいならM3、コストとのバランスを重視するならM2が適しているでしょう。
イコライザーの違い
TOUR ONE M3とM2はどちらもイコライザー機能を備えていますが、その内容には明確な差があります。M3では6種類のプリセットイコライザーが用意されており、M2の5種類より1つ多く、より多様なリスニングスタイルに対応できます。特に、M3には「Extreme Bass」モードが追加されており、低音を強調した迫力あるサウンドが好みの方には大きな魅力です。
このイコライザー機能は、専用アプリ「JBL Headphones」から細かく調整でき、自分好みのサウンドを簡単にカスタマイズ可能です。ジャンルに応じて音質を切り替えたいときにも非常に便利で、音楽体験の幅を広げる機能といえるでしょう。
M2もプリセットイコライザーに対応しており、バランス重視のチューニングがなされていますが、低音の厚みや高音の抜け感など、細部においてはM3に軍配が上がります。自分の好みに合った音作りをしたい、またはジャンルごとに音質を変えて楽しみたいというユーザーには、M3の方がより高い満足感を得られるでしょう。
通話イコライザーの有無
TOUR ONE M3は、通話品質にも配慮した通話専用イコライザー機能を搭載しています。これにより、通話時の自分の声を「明瞭」「ソフト」など好みに合わせて調整できるため、会話相手に聞き取りやすい声を届けられるのが特徴です。ビジネスのオンライン会議や雑音の多い環境での通話時にも、その効果を実感できるでしょう。
一方、TOUR ONE M2にはこの通話イコライザー機能が搭載されていません。そのため、通話時の音声はマイク性能に依存し、環境音の影響を受けやすくなる傾向があります。もちろんM2でも日常的な通話に大きな問題はありませんが、音声の聞こえ方やトーンを調整したいといった細かいニーズには応えきれない場面もあります。
より自然でクリアな通話音質を追求したい方、テレワークや電話会議の機会が多い方には、M3の通話イコライザー搭載は大きな魅力となるでしょう。
Personi-Fiの違い
Personi-Fiは、ユーザーの聴覚特性に応じて音質をカスタマイズできるJBL独自の機能です。TOUR ONE M3ではこの機能がPersoni-Fi 3.0に進化し、M2のPersoni-Fi 2.0よりも精度と自由度が向上しています。M3では、より細やかな聴力テストと分析に基づいて、ユーザー個別の聴覚に最適化された音質を実現できるのが特長です。
Personi-Fi 3.0では、左右の耳ごとの聴力差や好みの音質傾向を詳細に反映させることができ、パーソナルなサウンドチューニングがさらに洗練されました。これにより、音楽や映像コンテンツをより心地よく、自然なバランスで楽しむことができます。
M2に搭載されているPersoni-Fi 2.0も十分に高機能ですが、調整項目や反映されるパラメーターの幅に制限があります。自分だけの音質を追求したい、耳への負担を軽減したいというニーズには、M3の新しいPersoni-Fiの方がより対応力が高いといえるでしょう。
リラックスサウンドの違い
TOUR ONE M3は、新たにリラックスサウンド機能に対応しています。これは、自然音や環境音などの心地よいサウンドを再生することで、集中力を高めたりリラックスしたい時に最適な機能です。たとえば「雨の音」「波の音」「森の音」といった音がプリセットされており、スマホの操作なしにヘッドホンだけで再生可能です。
この機能は、勉強中や作業中、あるいは寝る前のひとときを穏やかに過ごしたい時など、さまざまなシーンで活躍します。とくに外出先やカフェなどで自分の空間を作りたいときにも効果的です。音楽とは異なる「環境音による癒し」を手軽に取り入れられる点が、M3ならではの魅力です。
一方で、TOUR ONE M2にはこのリラックスサウンド機能は搭載されていません。外部アプリや別の再生手段が必要となるため、気軽に環境音を取り入れたい方にとっては不便に感じられるかもしれません。リラックスと集中の切り替えをスマートに行いたい方には、M3がぴったりの選択となります。
LDACの有無
TOUR ONE M3の大きな進化ポイントのひとつが、LDACコーデックへの対応です。LDACは、最大990kbpsの高ビットレートでハイレゾ音源のワイヤレス伝送が可能な高音質Bluetoothオーディオコーデックで、より多くの情報量を伝送できるため、CD以上のクオリティで音楽を楽しむことができます。
これにより、M3ではハイレゾ相当の音源をBluetooth接続でも高精度で再生でき、解像感や音の奥行き、空気感まで豊かに表現されます。特に中高音域の「抜けの良さ」や、重低音の「深み」はLDAC対応機種ならではの魅力です。
対して、TOUR ONE M2はLDACには対応していないため、音質面での限界がやや見られます。もちろんSBCやAACといった標準コーデックでも良好な音質を提供しますが、ハイレゾ音源をそのまま楽しむには不向きです。
高音質を求めるオーディオファンや、ハイレゾ音源を多く利用するユーザーには、LDAC対応のM3が間違いなく優れた選択となるでしょう。
DAC内蔵の有無
TOUR ONE M3には、新たにDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)を内蔵しており、USB-Cによるアクティブデジタル接続に対応しています。これにより、スマートフォンやPCと有線接続するだけで、ロスレス音源を高品位なデジタル信号で再生することが可能となり、音質にこだわるリスナーには非常に魅力的な仕様です。
このDAC内蔵機能は、Bluetoothによるワイヤレス接続とは一線を画すクリアで安定した音質を提供します。ノイズの少ない繊細な表現力と、原音に忠実な再生を重視するユーザーにとっては大きなメリットであり、音楽制作や本格的なオーディオ環境でも活用できるレベルの性能です。
一方、TOUR ONE M2はこのDAC機能を搭載しておらず、有線接続は可能でもパッシブなアナログ接続にとどまります。そのため、音質は接続元の機器に依存し、音楽の持つ本来のクオリティを再現しきれない可能性があります。
「ワイヤレスでも有線でも妥協したくない」というオーディオ重視のユーザーには、DAC内蔵のM3が圧倒的におすすめです。
Smart Txモデルの有無
TOUR ONE M3には、新たにSmart Txモデルがラインアップされています。このモデルには、Bluetoothトランスミッター(送信機)が同梱されており、テレビやオーディオ機器などBluetooth非対応のデバイスともワイヤレスで接続することが可能です。これにより、使用できる機器の幅が大きく広がり、柔軟性の高い使い方が可能になります。
さらにM3は、このSmart TxモデルでAuracastや空間オーディオ、ヘッドトラッキング機能にも対応しているため、家庭でのAV体験をより没入感あるものに高めてくれます。特にゲームや映画を臨場感あふれる音で楽しみたいユーザーには最適です。
対して、TOUR ONE M2にはSmart Txモデルは用意されておらず、Bluetooth非対応のデバイスと接続したい場合は別途トランスミッターを購入する必要があります。そのため、セットアップの手間やコスト面でのハードルがあります。
ホームエンターテインメントの中心としてイヤホンを活用したい方や、多用途に使いたい方にとっては、Smart Txモデルが選べるM3は非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。
空間オーディオの違い
空間オーディオは、音に奥行きや方向性を与えることで、まるでコンサートホールや映画館にいるかのような臨場感を実現する技術です。TOUR ONE M3はこの機能がさらに進化しており、従来のM2と比べてその再現性やリアルさが大幅に向上しています。
M3では、演算能力の高い新しいチップセットが搭載されており、空間オーディオの再生において、残響や音の動きなどをより精密かつ自然に再現できるようになりました。特に映像コンテンツとの相性が良く、映画やライブ映像視聴時に音の広がりを体感できます。
一方、M2にも空間オーディオ機能は搭載されていますが、ヘッドトラッキングには非対応であり、音の追従性やリアリズムの点ではM3に劣ります。M3は頭の動きに応じて音の位置も変化するヘッドトラッキング機能と連動して、より現実感ある音場を構築する点で、エンタメ体験を一段階引き上げています。
音に包まれるような感覚を楽しみたい方には、M3の空間オーディオ機能が非常におすすめです。
ヘッドトラッキング機能の有無
TOUR ONE M3には、空間オーディオの臨場感をさらに高めるためにヘッドトラッキング機能が新たに搭載されています。この機能は、ユーザーの頭の動きをリアルタイムで感知し、音の定位を自動的に調整することで、常に「音の中心」が視線の方向に保たれるようにします。これにより、映画やライブ映像などでまるで実際にその場にいるかのようなリアルな音響体験が可能になります。
特に、スマートフォンやタブレットで映像コンテンツを視聴する際にこの機能が活躍し、音の動きと映像の連動が自然で違和感のない体験を提供します。音が視線の方向に連動することで、没入感が格段に高まるのです。
一方、TOUR ONE M2はヘッドトラッキング機能に対応していません。空間オーディオ機能自体は備えているものの、音の位置が固定されており、頭の動きに連動したダイナミックな体験は得られません。
よりリアルな立体音響や没入型の映像視聴体験を求めるなら、ヘッドトラッキングに対応したM3が明らかに優れた選択です。
Auracastの違い
Auracastは、Bluetooth LE Audioに基づいた次世代のワイヤレスオーディオ共有技術で、ひとつの音声ソースを複数のデバイスへ同時に送信できる機能です。TOUR ONE M3は、このAuracastに受信および送信(TX)機能の両方に対応しており、専用のSmart Txモデルには送信用トランスミッターも同梱されています。
これにより、M3では一台のスマートフォンの音声を複数人で同時に聴いたり、テレビやオーディオ機器の音声を複数のイヤホンに送信することが可能になります。たとえば、旅行中に友人と同じ音楽や映画を一緒に楽しむといった使い方が非常にスムーズに行えます。
一方、TOUR ONE M2もファームウェアアップデートによりAuracastには対応していますが、基本的には受信のみのサポートとなっています。また、送信用の機器は別途準備する必要があり、利便性の面ではM3に一歩譲る形となります。
音楽や映像体験を共有するシーンが多い方にとって、Auracast TX対応のM3は実用性が高く、新しいリスニングスタイルを可能にする先進的なイヤホンといえるでしょう。
最大再生時間の違い
バッテリー性能の向上も、TOUR ONE M3の大きな進化点のひとつです。ANC(アクティブノイズキャンセリング)オフ時の最大再生時間は約70時間で、M2の約50時間に対して約20時間も長くなっています。ANCオン時でも、M3は約40時間の再生が可能で、M2の約30時間に比べてより長く使用できます。
このバッテリー強化は、長時間の移動や旅行、外出時に特に役立ちます。充電を気にせずに音楽や通話を続けられるため、出張やキャンプ、海外旅行などでも安心して使える設計です。また、M3はより高性能なチップやノイズキャンセリング機能を搭載していながら、バッテリー持ちが良い点も大きなメリットです。
一方、M2も1回の充電で十分な再生時間を確保しているとはいえ、M3に比べるとやや物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。特に、頻繁に充電するのが面倒という方にとっては、再生時間の長さ=利便性につながります。
バッテリーの持続時間を重視するユーザーにとっては、M3のロングライフ性能は非常に魅力的です。
急速充電の違い
急速充電の性能も、TOUR ONE M3では進化を遂げています。M3はわずか5分の充電で約5時間の再生が可能という驚異的な急速充電性能を実現しており、忙しい朝や出先でのちょっとした充電でも十分な使用時間を確保できます。このスピードは、音楽リスナーやビジネスユーザーの利便性を大きく高めるポイントのひとつです。
一方、TOUR ONE M2の急速充電は10分で約5時間再生と、M3と比較するとややスピードで劣ります。M2も十分に実用的ではあるものの、「とにかくすぐに使いたい」「短時間でバッテリーを確保したい」というニーズに対しては、M3の方が優れた対応力を持っています。
また、TOUR ONE M3はバッテリー容量自体が向上しているため、急速充電と併せてトータルの使用時間と利便性で大きく優位に立っています。頻繁にイヤホンを使うライフスタイルの方には、よりフレキシブルに対応できるM3が断然おすすめです。
イヤーパッドの違い
TOUR ONE M3では、装着感の向上にも注力されています。M3のイヤーパッドは長方形に近い形状となっており、耳をすっぽりと包み込む設計です。これにより、遮音性が高まり、ノイズキャンセリング性能もより効果的に発揮されます。さらに、ハウジングの深さが増し、圧迫感の少ない快適な装着感を実現しています。
材質にも違いがあり、M3は高品質なプロテインレザーを採用。これは肌触りが良く、長時間の使用でも蒸れにくく快適です。また、内部のクッション素材も柔らかいスポンジに改良されており、耳への負担が軽減されています。パッド自体は薄型ながら、遮音性に優れている点もポイントです。
対して、TOUR ONE M2のイヤーパッドは楕円形で、素材にはPUレザーを使用しています。快適性は一定の水準にあるものの、装着時のフィット感や遮音性、長時間使用時の快適性ではM3に一歩譲る印象です。
フィット感と音質の両立を重視する方には、M3のイヤーパッド構造と素材が非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
重量の違い
TOUR ONE M3とM2の重量差はわずかですが、装着感や長時間使用時の快適性に影響を与える可能性があります。M3の重量は約278g、M2は約272gで、M3の方が6gほど重くなっています。これは、新しいマイクやチップセット、DAC、ヘッドトラッキング機能などの搭載によるもので、より多機能化した結果といえるでしょう。
しかし、M3はその重量増を感じさせないように、装着時のバランスやパッドのフィット感に配慮した設計がされています。耳や頭にかかる圧力が分散されるよう工夫されており、長時間のリスニングでも疲れにくいのが特徴です。実際の装着感は、数字以上に快適さが感じられる構造です。
一方、M2の方が若干軽い分、シンプルな構造でより軽快に感じられる場面もありますが、M3との体感差はそれほど大きくありません。重量そのものよりも、フィット感や音質、機能面の充実度を重視する方にはM3が総合的におすすめです。
価格の違い
TOUR ONE M3とM2では、搭載されている機能や性能に比例して価格にも明確な差があります。2025年6月10日時点の価格では、M3は約44,000円~、一方のM2は約29,964円~で販売されています。およそ14,000円程度の差がありますが、その価格差に見合う進化をM3は備えています。
M3は、ノイズキャンセリング性能の強化、LDAC・DAC対応による高音質化、スマートTxやAuracastなどの新機能、空間オーディオとヘッドトラッキング機能、そして快適性に優れたイヤーパッド設計など、全体的にプレミアムな仕様が揃っています。オーディオにこだわりたいユーザーや多機能を求める方には、価格差以上の価値を感じられるモデルです。
一方で、M2もJBLらしい音質と十分なノイズキャンセリング、LDAC非対応ながらもバランスの取れた性能を持っており、コストパフォーマンスに優れたモデルです。高機能をフルに活かす必要がない、という方にはM2でも満足できる仕様と言えるでしょう。
用途や予算に応じて、価格差と機能差を天秤にかけた選び方が重要になります。
カラーの違い
TOUR ONE M3とM2は、カラーバリエーションにも違いがあります。M3はブラックとモカというベーシックなカラーに加えて、公式サイト限定カラーのブルーがラインアップされており、選択肢が広がっています。特にブルーは落ち着きのある高級感のある色合いで、他人と被りにくい個性的なスタイルを求める方に人気です。
一方、M2はブラックとシャンパンゴールドの2色展開となっており、上品でスタイリッシュなデザインが魅力です。M2のシャンパンゴールドはやや華やかで高級感があり、性別問わず幅広い層に支持されています。
カラーバリエーションの違いは、見た目の印象だけでなく、使うシーンやファッションとのコーディネートにも影響します。シックにまとめたいならブラック、個性を出したいならM3のブルー、華やかさを演出したいならM2のシャンパンゴールドなど、それぞれのカラーには異なる魅力があります。
デザインやカラーにもこだわりたい方にとっては、M3の限定カラーが選べる点は大きなポイントです。
発売日の違い
TOUR ONE M3とM2は、発売時期にも約1年半の差があります。TOUR ONE M3は2025年5月29日に発売されたばかりの最新モデルであり、JBLが蓄積してきた技術とユーザーのフィードバックを活かした多機能・高性能なモデルとして登場しました。
それに対して、TOUR ONE M2は2023年9月22日に発売された前世代モデルです。M2は当時のフラッグシップモデルとして非常に高い評価を受け、現在もその実力は健在ですが、最新のオーディオ技術や新機能への対応という点ではM3に劣る部分もあります。
発売時期の違いは、搭載しているチップやソフトウェア、機能性に影響を与えており、特にM3ではLDAC対応やAuracast送信、空間オーディオの進化など最新技術が取り入れられたことが大きな特徴です。逆に、M2は価格が安定し始めており、手に取りやすい点で依然として魅力を持っています。
新機能や将来的なアップデートへの対応を重視するならM3、コストパフォーマンス重視ならM2と、発売時期の違いは選び方にも直結する要素です。
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TOUR ONE M3とTOUR ONE M2がおすすめな人は
TOUR ONE M3がおすすめな人は
TOUR ONE M3は、最新のオーディオ技術をフルに活用したい方や、機能性と音質を両立させたい方に特におすすめです。リアルタイム補正付きハイブリッドANC 2.0や10個のマイクによる強力なノイズ制御、DAC内蔵での高音質再生、LDAC対応など、M3は音にこだわるすべての人に応える仕様となっています。
また、空間オーディオやヘッドトラッキング、Smart Txモデル対応など、映像やゲームを臨場感たっぷりに楽しみたいユーザーにとっても大きな魅力があります。さらに、USB-Cデジタル接続やリラックスサウンド、Personi-Fi 3.0といった快適機能も充実しており、ライフスタイルの多様な場面で活躍します。
仕事でもプライベートでも、質の高いサウンド体験を求める方や、デザインや装着感にまでこだわる方には、M3はまさに理想的な選択肢です。
TOUR ONE M2おすすめな人は
TOUR ONE M2は、高性能ながら価格を抑えた完全ワイヤレスイヤホンを求める方に非常におすすめです。発売から時間が経っていることもあり、価格は30,000円前後と手頃ながらも、リアルタイム補正付きハイブリッドANC、40mmドライバー、Bluetooth 5.3、Personi-Fi 2.0といった基本性能はしっかり備えています。
LDACやDAC内蔵、ヘッドトラッキング、Smart Txといった最新機能には対応していませんが、日常使いに十分な音質と快適性を提供しており、通勤通学や在宅作業、ジムでの使用など幅広いシーンに対応可能です。外音取り込み機能やイコライザーも搭載されており、使い勝手にも優れています。
また、カラー展開のシャンパンゴールドは高級感があり、女性にも人気があります。音楽はもちろん、価格とのバランスを重視したい方、ワイヤレスイヤホンの導入を検討中の方にとって、M2は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の共通の特長や機能
Bluetoothバージョン
TOUR ONE M3とM2の両モデルはともにBluetooth 5.3に対応しており、接続の安定性や省電力性が高いのが特長です。Bluetooth 5.3は、音飛びや遅延を抑えたスムーズな接続が可能で、ワイヤレスヘッドホンとして安心して使えるベース性能を備えています。また、同時に複数のBluetoothデバイスを扱う際の干渉も少なく、ストレスのない使用体験を提供します。
充電時間
両モデルともにフル充電まで約2時間という共通点があります。バッテリー性能や再生時間には違いがあるものの、充電時間自体は同じで、短時間でフル充電が可能な点は共通の利便性です。就寝前や外出前に手軽に充電できるため、日常のルーティンに組み込みやすい仕様となっています。
マルチポイント
TOUR ONE M3とM2の両方がマルチペアリングとマルチポイント接続に対応しており、複数のデバイスをスムーズに切り替えて使用できます。例えば、PCで作業中にスマートフォンに着信があった場合、自動的にヘッドホンの接続がスマートフォンに切り替わるなど、非常に便利な機能です。仕事とプライベートの両方でイヤホンを使いたい方にとって、この機能は大きな魅力です。
外音取り込み機能の種類
両モデルは外音取り込み機能も共通しており、「トークスルー」「アンビエントアウェア」「スマートトーク」の3つに対応しています。トークスルーでは一時的に音楽を停止して周囲の声を聞くことができ、アンビエントアウェアは周囲の音を取り込みながら音楽を再生し、スマートトークは会話を検知すると自動で音量を下げる賢い機能です。これにより、安全性と利便性を両立した日常使いが可能になります。
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TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の比較の重要性
製品選びのポイント
完全ワイヤレスヘッドホン市場では多くの製品が登場しており、ユーザーにとって「どのモデルを選ぶか」は大きな悩みどころです。JBLのTOUR ONEシリーズは、プロユースにも耐える高性能が魅力ですが、新型のM3と前モデルのM2では多くの点で異なる進化を遂げています。特にノイズキャンセリング性能、音質、装着感、機能性など、比較すべきポイントは多岐に渡ります。
選択を誤ると、自分の利用スタイルに合わず後悔することにもなりかねません。この記事では、そうした失敗を避けるために、M3とM2の違いを丁寧に比較・解説し、ニーズに応じた選び方の参考になる情報を提供します。
ワイヤレスヘッドホンの進化
ワイヤレスヘッドホンはここ数年で大きな進化を遂げており、単なる音楽再生機器から、高機能なライフスタイルデバイスへと進化しています。ノイズキャンセリング、空間オーディオ、LDAC対応、ヘッドトラッキング、マルチポイント接続など、より多くのシーンに対応した機能が求められるようになりました。
その中でも、TOUR ONE M3はM2と比べて、最新技術を多く取り入れたモデルとなっており、ワイヤレスヘッドホンの進化を象徴する製品です。どこまでの機能を必要とするのか、自分のライフスタイルに照らして考えることが、選択のカギとなります。
他のJBLモデルや競合製品との違い
JBLはTUNE、LIVE、CLUBなど多彩なヘッドホンシリーズを展開していますが、TOUR ONEシリーズはフラッグシップとして位置づけられた最上位ラインです。TUNEシリーズがカジュアル志向、LIVEが日常用途向けであるのに対し、TOUR ONEはプロレベルの音質・ノイズ制御・機能性を求めるユーザーを対象に設計されています。
特にTOUR ONE M3は、JBL内製品はもちろん、ソニーやBOSEなどの競合ハイエンドモデルとも張り合えるUSB-C DAC内蔵・LDAC対応・Auracast送受信・Smart Tx同梱などの先進機能を備えており、音質・接続性・多機能性の全方位で優位性を持つモデルです。JBLファンはもちろん、他社からの乗り換えを検討しているユーザーにもアピール力の高い製品となっています。
TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の基本仕様
TOUR ONE M3 | TOUR ONE M2 | |
---|---|---|
ヘッドホンタイプ | オーバーヘッド | 同じ |
ドライバーユニット | ダイナミック型 マイカドーム素材 40.0mm | ダイナミック型 PU+LCP素材 40.0mm |
インピーダンス | 18 Ω | 32 Ω |
音圧感度 | 122 dB | 117 dB |
再生周波数帯域 | 10 Hz - 40 kHz | 10Hz – 40kHz(パッシブ) 10Hz – 22kHz(アクティブ) |
アクティブノイズキャンセリング | 〇 | 〇 |
ハイレゾ | 〇 | 〇 |
外音取り込みモード | トークスルー・アンビエントアウェア・スマートトーク(ユーザーの声に反応し、自動でトークスルーにできる) | トークスルー・アンビエントアウェア・スマートトーク(ユーザーの声に反応し、自動でトークスルーにできる) |
オーディオテクノロジー | 進化した空間オーディオ(ヘッドトラッキング機能付き)、Personi-Fi3.0、新音漏れ補正、左右同時伝送方式、専用アプリ「JBL Headphones App」 | 空間オーディオ、Personi-Fi2.0、音漏れ補正、左右同時伝送方式、専用アプリ「JBL Headphones App」 |
マイク | 10 (8個はノイキャン用) | 6 |
操作性 | タッチセンサー/ボタン | 同じ |
アシスタント呼び出し | 〇 | 同じ |
DAC内蔵 | 〇 | ー |
装着性 | ||
本体のバッテリー | 連続音声再生時間: 最大70時間(ANCオフ)(最大40時間(ANCオン)) | 連続音声再生時間: 最大50時間(ANCオフ)(最大30時間(ANCオン) |
自動電源OFF機能 | 〇 | 同じ |
充電 | 約2時間、5分充電で5時間再生の急速充電 | 約2時間、10分充電で5時間再生の急速充電 |
充電端子 | USB Type-C | 同じ |
本体質量 | 約278g | 約272g |
Bluetooth | Bluetooth標準規格 Version5.3 Bluetooth power class1 | 同じ |
コーデック | SBC、AAC、LC3、LDAC | SBC、AAC、(LC3対応予定) |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP | 同じ |
リモコン | 〇 | 同じ |
折りたたみ | 〇 | 同じ |
マルチポイント | 〇 | 同じ |
マルチペアリング | 〇 | 同じ |
ハンズフリー通話 | 〇 | 同じ |
同梱物 | USB Type-C to Type Cケーブル、USB Type-C to アナログ3.5mmケーブル、USB Type-C to Type-Aアダプタ、キャリングケース | 充電用USB-Cケーブル、オーディオケーブル、フライトアダプター、キャリングケース |
デザインと装着感
TOUR ONE M3とM2のデザインはどちらも高級感ある外観を持ちながら、細かな点で異なる工夫が施されています。M3は長方形に近いイヤーパッド形状を採用し、耳全体を覆うように設計。より深くて柔らかいクッション構造とプロテインレザー素材により、遮音性と快適性の両立が図られています。
一方M2は楕円形のイヤーパッドで、やや浅めのフィット感。素材はPUレザーで質感は良いものの、M3と比較すると装着時の安定性や長時間使用時の快適さではやや劣ります。重さはM3が約278g、M2が約272gとわずかな差で、体感的な違いは少ないですが、装着時のバランス設計はM3の方が進化しています。
音質とサウンド性能
音質面では、TOUR ONE M3が一歩リードしています。M3は新開発のマイカドームドライバーを搭載しており、M2のPU/LCP複合振動板よりも解像度と応答性に優れ、クリアな中高域と深みのある低音を実現します。また、M3はLDACコーデックとDAC内蔵により、ハイレゾ音源をワイヤレスでも有線でも高品質に再生できるのが大きな特長です。
M2も40mmドライバーを搭載し、バランスの良いJBLらしい音作りで評価が高いですが、高音質・高解像度の細部まで再現したい方にはM3の方が最適です。音の立体感や表現力を重視するなら、M3を選ぶ価値は十分あります。
ノイズキャンセリング機能
TOUR ONE M3は「ハイブリッドANC 2.0」に進化し、リアルタイム補正機能も高度化されています。これにより、周囲の騒音を環境に応じて即座に最適化することで、静寂なリスニング体験を提供します。また、M3はマイクが10個(ノイキャン用8個)に増加し、精密な音の検出と処理が可能になりました。
M2もリアルタイム補正付きハイブリッドANCを搭載しており、優れたノイズキャンセリング性能を持ちますが、M3は処理能力の高いチップにより、さらに一歩進んだ制御が可能です。通勤・通学、飛行機やカフェなど、環境を問わず安定したノイズカットを求めるならM3が断然おすすめです。
TOUR ONE M3とTOUR ONE M2の価格比較
価格帯の違い
TOUR ONE M3とM2の価格は、搭載機能と発売時期の差により明確な違いがあります。2025年6月時点で、M3は約44,000円~、M2は約29,964円~となっており、M3はおよそ14,000円ほど高額です。この価格差は、M3のLDAC対応、DAC内蔵、空間オーディオ、ヘッドトラッキング、Auracast TX対応など、最新技術を多数搭載していることに由来しています。
一方、M2は高機能でありながら価格が落ち着いてきており、コストを抑えたい方や必要な機能が限られているユーザーにとっては魅力的な選択肢です。
コストパフォーマンス
価格だけを比較するとM2の方が魅力的に映りますが、機能性と性能を総合的に見ると、M3の方が価格に見合う付加価値を持っていることがわかります。とくに、ハイレゾ再生、USB-Cデジタル接続、ノイキャン精度、装着感、空間オーディオといった面でM3は突出しており、音質や快適性を重視するユーザーにとっては十分にその投資価値があります。
M2は日常使いに適した機能が揃っており、特にANCと外音取り込み、マルチポイント、通話品質といった実用性重視のユーザーには、価格以上の満足度を提供してくれます。
ユーザーレビューの参考
レビューでは、M3の圧倒的な音質・遮音性・多機能性に高評価が集まっています。特にヘッドトラッキングやDAC内蔵による音の明瞭さに満足する声が多く、映像視聴や作業用としても好評です。一方、重量や価格の高さについてはやや意見が分かれます。
M2に関しては、「音質は必要十分」「ANCも満足」「コスパが良い」といった安定した評価が多く、高機能すぎずちょうど良いスペックを求める層から支持されています。レビューからも、自分のニーズに合ったモデルを選ぶことの重要性がうかがえます。
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接続性能と利便性
Bluetoothの互換性
TOUR ONE M3とM2はどちらもBluetooth 5.3に対応しており、最新の通信規格に準拠しています。Bluetooth 5.3は省電力性や接続安定性が強化されており、音飛びや遅延が少なく、よりスムーズなワイヤレス体験を実現します。
M3ではLDACコーデック対応により、対応機器との接続で高ビットレートの音声伝送が可能です。これにより、Androidスマートフォンやハイレゾ対応プレーヤーなどとの接続時に、より高音質な再生が行えます。一方、M2はLDAC非対応のため、通常のAACやSBC接続となり、音質面ではM3に劣る場合があります。
マルチポイント接続の実績
M3とM2のどちらもマルチポイント接続に対応しており、2台のデバイスと同時に接続することができます。例えば、PCとスマートフォンの両方に接続しておけば、PCで音楽を聴きながらスマホの着信をそのままヘッドホンで受け取ることが可能です。
この機能はビジネス用途や日常のマルチデバイス利用に非常に便利で、デバイスの切り替えのストレスを大幅に軽減してくれます。レビューでもマルチポイント機能の便利さに言及する声は多く、通勤や在宅ワークでの活用に好評です。
アプリとの連携
JBL公式の「JBL Headphones」アプリは、M3とM2のどちらもサポートしており、イコライザーの設定、ノイズキャンセリングの調整、Personi-Fiの実行、ファームウェア更新などが可能です。
M3は特に、Personi-Fi 3.0への対応や通話イコライザー、リラックスサウンド、空間オーディオ関連設定など、より高度なカスタマイズ機能を提供しています。これにより、自分好みの音質や使用スタイルに合わせて細かく設定できるのが特長です。
一方、M2はPersoni-Fi 2.0や基本的な操作・設定には十分対応しており、シンプルに使いたい方には扱いやすい設計です。アプリによる拡張性や個別調整の柔軟性を求めるなら、M3がベストでしょう。
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ユーザー体験とレビュー
実際の使用感
TOUR ONE M3のユーザーからは、音の抜けや広がりの良さ、装着時の安定感、ノイズキャンセリングの精度など、総合的な性能に対する高評価が目立ちます。特に、LDACやDAC内蔵による音質の高さや、リラックスサウンドの利便性など、日常生活の中で「使いたくなるイヤホン」としての魅力が語られています。
M2についても「軽くて使いやすい」「必要な機能は一通り揃っていて満足」という声が多く、価格と機能のバランスを評価するレビューが目立ちます。特にノイズキャンセリングの効きやバッテリー持ち、シンプルな操作性は幅広い世代に支持されているようです。
トラブルシューティング
M3、M2ともにBluetooth接続の安定性は高いものの、スマートフォンとのペアリング時にまれに接続が不安定になるとの報告があります。これは主に他のBluetooth機器との干渉や、アプリとの連携不具合によるものが多く、JBLアプリでのファームウェア更新で解決するケースが多いようです。
また、M3の高機能ゆえに設定項目が多く、使いこなすまでに少し学習が必要という声もあります。一方、M2はシンプルな分、トラブルの報告が少なく、初心者にも扱いやすい仕様となっています。
今後の進化について
M3はJBLのフラッグシップモデルとして、今後Auracastや空間オーディオ機能のさらなるアップデートが期待されており、今後も長く使い続けられるポテンシャルを持っています。アプリ経由でのファームウェア更新によって新機能が追加される可能性もあるため、技術的な拡張性もポイントです。
M2はすでに安定期に入ったモデルであり、機能追加の見込みは少ないですが、その分、完成された使い心地と価格面でのメリットが際立ちます。新しい技術を求めるならM3、信頼性と価格重視ならM2という選択が明確になってきます。
まとめとおすすめポイント
どちらを選ぶべきか
TOUR ONE M3とM2はどちらも優れた完全ワイヤレスヘッドホンですが、選ぶべきモデルは用途やニーズによって異なります。M3は、ハイレゾ音質や空間オーディオ、DAC搭載による高精度な音楽再生、最先端のノイズキャンセリング、カスタマイズ機能を重視するユーザーに最適です。一方、M2はシンプルで扱いやすく、価格も抑えられており、日常使用に十分な機能を備えた高コスパモデルです。
購入時の注意点
購入前には、自分のスマートフォンがLDACに対応しているか、DAC機能を活かせる接続環境があるかなどを確認しておくことが重要です。また、使用頻度や使用シーンに応じて「高機能を活かしきれるか」も判断基準になります。M3は機能が豊富な反面、すべての機能を使いこなせるかどうかが購入のカギになります。
最適な使用シーンの提案
TOUR ONE M3は、映画や音楽に没入したいとき、リモートワークや集中したい作業時に本領を発揮します。空間オーディオやヘッドトラッキングとの相性も良く、音の臨場感を求めるユーザーにおすすめです。
一方、TOUR ONE M2は通勤・通学、カフェやオフィスでの作業、散歩や家事の合間に音楽を楽しむといった日常使いに最適です。軽量で扱いやすく、必要な機能がしっかり揃っているため、初めての高性能ヘッドホンとしても十分な満足感を得られます。
項目 | TOUR ONE M3 | TOUR ONE M2 |
---|---|---|
発売日 | 2025年5月29日 | 2023年9月22日 |
価格(2025年6月時点) | 約44,000円~ | 約29,964円~ |
マイク数 | 10個(ノイキャン用8個) | 6個 |
ノイズキャンセリング | ハイブリッドANC 2.0(リアルタイム補正) | ハイブリッドANC(リアルタイム補正) |
ドライバー | マイカドームドライバー | PU/LCP複合振動板 |
LDAC対応 | あり | なし |
DAC内蔵・USB-C再生 | あり(アクティブデジタル) | なし(パッシブアナログ) |
Smart Txモデル | あり(TX同梱) | なし |
空間オーディオ・ヘッドトラッキング | あり | 空間オーディオのみ |
Auracast | 送受信対応 | 受信のみ(FWアップデート) |
最大再生時間(ANCオフ) | 約70時間 | 約50時間 |
急速充電 | 5分で約5時間再生 | 10分で約5時間再生 |
Personi-Fi | 3.0 | 2.0 |
リラックスサウンド | あり | なし |
カラー展開 | ブラック、モカ、限定ブルー | ブラック、シャンパンゴールド |
重量 | 約278g | 約272g |
ユーザータイプ | TOUR ONE M3がおすすめな人 | TOUR ONE M2がおすすめな人 |
---|---|---|
音質にこだわる人 | ハイレゾ音源をLDACで楽しみたい、DAC内蔵でロスレス再生したい | JBLらしいバランスの良い音質をリーズナブルに楽しみたい |
ノイズキャンセリング重視 | リアルタイム補正付きANC 2.0と高精度マイクで強力に遮音したい | 日常利用に十分なANC機能を求める |
映像やゲームを重視する人 | 空間オーディオやヘッドトラッキングで臨場感を楽しみたい | 動画鑑賞などに最低限の空間オーディオがあればOK |
多機能性を求める人 | Auracast送信、リラックスサウンド、通話EQなど最新機能を使いたい | 基本機能だけで十分、設定はシンプルが良い |
コスト重視の人 | 価格よりも高性能・高音質を優先したい | 3万円前後で高機能ヘッドホンを探している |
使用スタイル | 長時間の音楽鑑賞・仕事・移動にじっくり使いたい | 通勤・通学や軽い使用中心でコスパ重視 |
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