パナソニックの人気冷蔵庫シリーズ「NR-C37ES」に、2025年7月に新モデル「NR-C37ES2」が登場しました。これまでの「NR-C37ES1」とはどこが違うのか、買い替えを検討している方や初めて購入を考えている方にとって気になるポイントですよね。本記事では、両モデルの違いや共通点を丁寧に比較し、それぞれの魅力や選び方のヒントをご紹介します。デザインや機能、電気代などの実用面もわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
パナソニック NR-C37ES2とNR-C37ES1の基本情報
| 項目 | NR-C37ES2 | NR-C37ES1 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年7月25日 | 2024年10月下旬 |
| 価格帯（目安） | 138,600円〜 | 109,800円〜 |
| ドア素材 | フラットスチールドア | マット鋼板ドア |
| 野菜室 | シャキシャキ野菜室（モイスチャーコントロールフィルター付き） | 標準的な野菜室 |
| 電動機 消費電力 | 86W（50Hz/60Hz） | 86W（50Hz/60Hz） |
| 電熱装置 消費電力 | 137W（50Hz/60Hz） | 138W（50Hz/60Hz） |
| 年間消費電力量 | 330kWh/年 | 330kWh/年 |
| カラー | マットホワイト・マットベージュ | |
| 定格内容積 | 365L（冷蔵212L・冷凍72L・野菜室81L） | |
| ドア数 / 開き方 | 3ドア / 右開き（左開きもあり） | |
| 主な機能 | AIエコナビ / 間冷式冷却 / 自動製氷 / 節電モード / 閉め忘れ防止 / Ag低温脱臭 など | |
| サイズ・重量 | 幅600×高さ1850×奥行600mm / 質量73kg | |
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両モデルの概要と各シリーズの魅力
NR-C37ESシリーズは、365Lの適度な容量とスリムな横幅60cmが魅力の冷蔵庫です。右開きタイプの3ドア設計で、冷蔵・冷凍・野菜室がバランスよく配置されています。AIエコナビやAg低温脱臭など、パナソニックならではの機能も搭載。どちらのモデルも省スペースで置けて、家族3〜4人暮らしにちょうど良いサイズ感です。
サイズやデザインの違い
どちらのモデルもサイズは同じで、幅600×高さ1850×奥行600mm。カラーは「マットホワイト」と「マットベージュ」で共通です。ただし、ドアの素材に違いがあり、NR-C37ES2は高級感のある「フラットスチールドア」、NR-C37ES1はやや落ち着いた「マット鋼板ドア」となっています。インテリアに合わせて質感を選びたい方には、ES2の方が上質な印象を与えるかもしれません。
消費電力と性能の比較
定格消費電力では、NR-C37ES2が電熱装置137Wに対し、NR-C37ES1は138Wとわずかに高くなっています。電動機はどちらも86Wで同じ。年間消費電力量は330kWh/年で変わりはありません。つまり、日々の電気代はほぼ同じと考えてよいでしょう。ただし、ES2にはモイスチャーコントロールフィルター搭載の「シャキシャキ野菜室」が採用されており、性能面では一歩リードしています。
NR-C37ES2の特長
冷蔵室と冷凍室の容量
NR-C37ES2の冷蔵室は212L（チルドルーム11Lを含む）と、たっぷり収納できるサイズです。庫内の棚はすべてガラストレイ仕様で、丈夫で高級感があり、調味料などがこぼれてもサッと拭き取れてお手入れが簡単です。特に忙しいご家庭や小さなお子さんがいる方にとって、清潔を保ちやすい設計は大きな魅力です。
冷蔵室内には「わけられるん棚」という高さ調整や分割ができる便利な棚もあり、ケーキや大きめの鍋など、背の高いものも無理なく収納できます。
冷凍室の容量は72L（うち有効スペースは45L）で、冷凍食品のストックにも十分対応できます。しかも、急凍冷凍機能が搭載されているので、買ってきたお肉やお魚を素早く凍らせて鮮度をキープ。調理の時にドリップ（旨味の流出）を防ぎたい方にもおすすめです。
さらに、冷凍室は引き出しタイプで開け閉めがしやすく、食品の出し入れもスムーズ。毎日の使いやすさを考えた工夫が詰まっています。
製氷機能とチルド室の特徴
NR-C37ES2は自動製氷機能を搭載しており、水をタンクに入れておくだけで、いつでも清潔な氷をつくることができます。貯氷量は最大152個で、来客時や暑い季節でも十分な量の氷を確保できて安心です。
特に注目したいのが給水経路に抗菌処理が施されている点。水の通る部分が清潔に保たれ、衛生面でも安心感があります。また、製氷おそうじ機能も付いているので、お手入れも簡単です。
チルド室は11Lの容量で、冷蔵よりやや低めの温度帯に保たれており、肉や魚などの生鮮食品の保存に最適です。冷凍まではしたくないけれど鮮度を保ちたい食材にピッタリ。お弁当作りや作り置き料理をするご家庭では、チルド室のある・なしが大きな違いになります。
庫内にはLED天面照明が採用されており、夜間や暗い場所でも庫内全体が明るく見やすいのも便利なポイントです。
省エネ性能と電気代の目安
NR-C37ES2は、年間消費電力量が330kWhと、省エネ性能に優れたモデルです。これを電気代に換算すると、年間で約8,910円前後（1kWhあたり27円で計算）と非常に経済的。これは、1ヶ月あたりにすると約740円程度で、冷蔵庫としては標準よりもやや優れたランニングコストと言えます。
さらにこのモデルにはパナソニック独自の「AIエコナビ」が搭載されています。これは、ドアの開閉頻度や周囲の温度、明るさなどをセンサーで感知し、必要なときだけしっかり冷やすというかしこい機能。ムダな電力を使わず、自動で節電してくれる頼もしい機能です。
また、「節電モード」や「閉め忘れアラーム機能」も搭載されており、日常的な電気代の無駄を防ぎながら、使う人の負担も減らしてくれます。環境にもお財布にもやさしい、まさに今の時代にぴったりの冷蔵庫です。
NR-C37ES1の特長
冷蔵庫の容量と収納性
NR-C37ES1の総容量は365Lで、家族3〜4人分の食材をしっかりと保存できる、ちょうどよいサイズ感です。冷蔵室（212L）、冷凍室（72L）、野菜室（81L）というバランスの良い構成になっており、毎日の買い物や作り置きにも十分対応できます。
とくに注目したいのが、2Lのペットボトルが4本収納できるドアポケット。よく冷えた飲み物をストックできるだけでなく、お茶やジュースなどの大容量ボトルもすっきりと立てて収納できるので、スペースを無駄にしません。
また、真ん中に配置された野菜室は出し入れがしやすい位置にあり、腰をかがめる必要が少なく、負担が少ないのもポイントです。容量は81L（うち食品収納スペースは51L）で、かさばる葉物野菜や根菜類もたっぷり収納可能。まとめ買いや家庭菜園の収穫などにも対応できます。
冷蔵室内には「わけられるん棚」と呼ばれる可変棚があり、食材の大きさに合わせてレイアウトを調整できるため、無駄なく使いやすく設計されています。収納性の高さは、毎日使うからこそ嬉しいポイントですね。
デザインと仕様
NR-C37ES1のドアにはマット鋼板素材が使われており、落ち着いた質感が特徴です。表面はさらっとした手触りで、指紋や汚れがつきにくく、見た目も清潔に保ちやすい設計。上品で主張しすぎないデザインなので、ナチュラルテイストのキッチンやシンプルインテリアにもよくなじみます。
本体カラーは「マットホワイト」と「マットベージュ」の2色展開。どちらも光を柔らかく反射する優しい色合いで、空間全体を明るく見せてくれる効果があります。
機能面では、AIエコナビや節電モード、ドアの閉め忘れアラームなど、日常の使い勝手をサポートする便利機能がしっかり搭載されています。特別な操作をしなくても、賢く省エネをしてくれるので、冷蔵庫がはじめての方や電気代が気になる方にも安心です。
また、製氷室には自動製氷機能と抗菌処理された給水経路が備わっており、ES2と同様に衛生面もしっかり配慮されています。チルドルームも11Lの容量があり、生鮮食品の保存に便利です。
年間消費電力量の分析
NR-C37ES1の年間消費電力量は330kWhで、最新モデルのES2と同等。これを電気代に換算すると、年間約8,910円前後（1kWh＝27円で計算）となり、月々の負担も軽くすみます。
この省エネ性能は、パナソニック独自のAIエコナビが大きく貢献しています。AIエコナビは、周囲の温度や照明の明るさ、ドアの開閉頻度などを自動で感知して、必要なときだけしっかり冷却するスマート機能です。結果として、電力を無駄に使うことなく、効率的に庫内を冷やしてくれます。
また、節電モードに切り替えることで、さらに消費電力を抑えることも可能です。世代こそ1つ前のモデルですが、基本性能や省エネ効果においては、今でも現役で通用する優れた冷蔵庫といえるでしょう。
コスト重視でありながらも、高い性能と安心機能を備えているNR-C37ES1は、「賢くお得に冷蔵庫を選びたい」方にとてもおすすめの一台です。
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NR-C37ES2とNR-C37ES1の主な違い
価格の差とコストパフォーマンス
NR-C37ES2の販売価格は138,600円〜、一方でNR-C37ES1は109,800円〜と、約3万円ほどES2の方が高めの設定になっています。この価格差は主に、「シャキシャキ野菜室」や「フラットスチールドア」といったプレミアムな素材と機能が加わったことによるものです。
ES2は最新モデルであるため、デザイン性が高く、特にキッチンに高級感を求めたい方にはぴったり。また、新しい冷蔵技術が取り入れられており、保存状態の質にこだわりたい方にとっては非常に魅力的です。
一方、ES1は価格を抑えながらも基本性能をしっかりと備えており、コストパフォーマンスの高さが光るモデルです。冷却機能や収納力はES2と同等で、家族用としても十分活躍してくれます。とくに「機能は必要最低限でOK」「できるだけお手頃に買いたい」という方には、ES1がおすすめです。
動作音と静音性の違い
公式にはどちらのモデルも動作音の具体的なデシベル数などは公表されていませんが、価格.comや楽天市場などの口コミでは、どちらも「静かで気にならない」という評価が多数見られます。
特に「リビングとつながったキッチンに置いているが音はほとんど気にならない」「夜中も静かに動いていて安心」といった声があり、静音性については両モデルとも高評価です。
日中の生活音の中ではもちろん、夜間の静かな時間帯にも邪魔にならないため、小さなお子さんがいる家庭や、冷蔵庫を寝室の近くに置く方にも向いています。
ただし、ES2は新型であるため、より最新の冷却システムが使われている可能性があり、わずかではありますがモーター音や運転音が静かになっている可能性もあります（※メーカー公式な記載はなし）。
使用する際の便利な機能比較
両モデルとも、基本機能として「AIエコナビ」「節電モード」「閉め忘れアラーム」「自動製氷」「チルドルーム」「Ag低温脱臭」など、使いやすさと清潔さに配慮した安心機能がしっかりと備わっています。
そのうえで、ES2にしかない特別な機能が、「シャキシャキ野菜室（モイスチャーコントロールフィルター付き）」です。このフィルターは、野菜室内の湿度をコントロールして、葉物野菜や果物のシャキッとした食感を長く保つ効果があります。これにより、まとめ買いした野菜も傷みにくく、食品ロスの削減にもつながるというメリットがあります。
また、ES2では庫内の照明やコントロールパネルにも工夫が加えられており、操作性や視認性が向上。冷蔵庫の中の状態がより見やすく、設定変更も直感的にできるようになっています。
ES1にも使い勝手のよい工夫は随所にありますが、より便利さ・鮮度・見た目にこだわりたい方にはES2が向いています。一方で、「基本機能があれば十分」「便利すぎる機能までは必要ない」という方にとっては、ES1で必要十分な満足感が得られるでしょう。
ユーザーの口コミとレビュー
実際のユーザー体験
価格.comや楽天市場、家電量販店のレビューを見てみると、NR-C37ES2を購入したユーザーからは、まず第一に「見た目がスタイリッシュで高級感がある」という声が多く見られました。特にフラットスチールドアの質感が評価されており、「キッチンが一気におしゃれになった」「マットな質感が落ち着いていて気に入っている」といった意見が印象的です。
また、「シャキシャキ野菜室」に対する評価も高く、「キャベツやレタスが1週間経ってもみずみずしい」「以前の冷蔵庫より明らかに野菜が長持ちする」といった体験談が寄せられています。家族が多くてまとめ買いをする方や、野菜の新鮮さを重視する方からの満足度が特に高いようです。
一方、NR-C37ES1を使用している方のレビューでは、「この性能でこの価格はすごい」「とにかくコスパが良い」といった価格と機能のバランスに対する評価が目立ちます。性能に不満はなく、「音が静か」「冷凍室の容量も意外と大きくて便利」「見た目も悪くない」といった声が多く、予算を抑えつつも満足度の高い買い物をしたい方から支持されています。
また、「設置スペースが狭いけれど、スリムな幅でちょうど入った」「使い勝手が良くて、初めての冷蔵庫としてちょうどいい」といった声もあり、マンションや二人暮らしの方などからの人気も高いようです。
利便性と使い勝手の評価
どちらのモデルにも共通して言えるのが、使い勝手の良さや収納の工夫がしっかりしている点への高評価です。特に「全棚がガラストレイなので、汁物がこぼれてもサッと拭けて清潔を保ちやすい」「仕切り棚を自分で調整できて便利」といった、実際に毎日使ってみて感じた細かな使いやすさが、口コミで多数挙げられています。
また、自動製氷機能についても、「いつの間にか氷ができているので便利」「手動で水を入れるだけで簡単、しかも清潔」といった肯定的な声が多く、日常の手間を減らしてくれる点で非常に好評です。
特にNR-C37ES2では、操作パネルや庫内照明の視認性が良くなっており、「操作がわかりやすい」「LEDの明るさがちょうどよくて、中が見やすい」といった使い心地に関する評価も多く見られました。また、冷蔵室の棚配置や「わけられるん棚」の機能も高評価で、「高さのある鍋もそのまま入る」「用途に応じてレイアウトを変えられるので無駄がない」といった便利さも好評です。
一方、NR-C37ES1も負けてはおらず、「必要な機能は全部そろっている」「この価格で自動製氷付きなのは本当に助かる」という声や、「見た目も悪くなく、キッチンによく馴染む」といった使いやすさとデザインのバランスに満足する意見が多く集まっています。
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各モデル購入時の注意点
型落ちのメリットとデメリット
NR-C37ES1はすでに「型落ちモデル」となりますが、価格が安くなっている分、非常にお買い得です。ただし、在庫限りとなるためタイミングを逃すと入手しにくくなる可能性があります。一方、ES2は今後しばらく販売が続く見込みなので、長期的に使いたい方には安心感があります。
購入時のスペース条件
どちらも幅60cmとスリムなので、多くのキッチンにフィットします。ただし、高さが185cmとやや高めなので、上部のスペースや搬入経路は事前にチェックしておくことをおすすめします。特にマンションやアパートなどの搬入口に制限がある場合は注意が必要です。
まとめ
おすすめポイント整理
NR-C37ES2は新型であり、シャキシャキ野菜室や高級感あるフラットスチールドアが魅力。一方NR-C37ES1は機能が充実しつつも価格が抑えられており、コストパフォーマンスに優れています。どちらも使いやすく、日常生活にしっかりとフィットする冷蔵庫です。
最適な選び方の提案
「デザインと鮮度保持機能にこだわりたい方」にはNR-C37ES2、「価格重視でお得に購入したい方」にはNR-C37ES1がおすすめです。生活スタイルや優先するポイントに合わせて選んでみてください。この記事があなたの冷蔵庫選びの一助となれば幸いです。
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