人気のポータブルBluetoothスピーカー「ULT Field 3」と「SRS-XE300」。どちらも高音質・防水性能を兼ね備え、アウトドアにも室内にも最適なモデルです。本記事では、スペックや音質、機能面、ユーザー評価など多角的に比較し、どちらを選ぶべきかを詳しく解説します。
目次
ULT Field 3とSRS-XE300の比較
基本スペックの違い
項目 | ULT Field 3 | SRS-XE300 |
---|---|---|
充電時間 | 約3.5時間 (10分充電で120分再生) |
約3時間(3A)/約5時間(1.5A) (10分充電で70分再生) |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、SPP | A2DP、AVRCP、HFP、HSP、SPP |
スピーカー構成 | 2Wayスピーカー | フルレンジスピーカー |
防水性能 | IP66/IP67(防水・防塵) | IP67(防水・防塵) |
サイズと重量 | 256×113×79mm 約1200g(横長・軽量) |
105×238×119mm 約1300g(縦長) |
ショルダーストラップ | あり | なし |
音響 | ULT POWER SOUND | Line-Shape Diffuser |
対応アプリ | Music Center・Sound Connect | Music Center・Fiestable |
✅ULT Field 3は音質と防水性能にこだわるアクティブ派向け。
✅SRS-XE300はライトユーザーや室内中心の使い方に最適。
音質と重低音の実力
ULT Field 3は、ソニーが新たに開発した「ULT POWER SOUND」テクノロジーを搭載しており、2Wayスピーカー構成と相まって、迫力ある重低音と透明感のある高音を同時に楽しめるのが大きな特長です。特に「ULT1」モードではバランス重視の重低音が、「ULT2」モードではより攻撃的で深く響くベースサウンドが強調され、ロックやEDMなどの重低音を求めるジャンルで真価を発揮します。
一方、SRS-XE300は「Line-Shape Diffuser(ラインシェイプ・ディフューザー)」という独自技術を搭載。これは音を特定の方向ではなく、縦方向に広く均等に拡散させる設計で、聴く場所を選ばず、部屋全体に自然な音場を作り出します。そのため、複数人で音楽を楽しむときやBGMとして使う場合にも最適です。
音の迫力という点ではULT Field 3が一歩リードしますが、音の広がりと自然さではSRS-XE300が優れています。どちらもLDACコーデックに対応しており、対応デバイスと接続すればハイレゾ相当の高音質再生も可能です。
防水・防塵性能の評価
どちらのモデルもアウトドアユースを意識した設計で、防水・防塵性能は非常に優れていますが、仕様には明確な違いがあります。
SRS-XE300はIP67に準拠しており、防塵性能と防水性能の両方をバランス良く備えています。これにより、砂ぼこりの多い場所や突然の雨でも安心して使用できるのが特長です。また、日常的な水洗いにも対応しており、屋外でのイベントやキャンプ、バスルームなどでも活躍します。
一方、ULT Field 3はさらに上位のIP66/IP67に対応。IP66は「いかなる方向からの強い噴流水にも影響を受けない」レベルの防水性能を意味しており、雨や泥、砂、水しぶきに強いだけでなく、高圧水をかけられても内部に水が入らない構造です。さらに、IP6Xの防塵性により砂やほこりが本体内部にまったく侵入しないため、砂浜や林道、登山などの過酷な環境でも安心して使用できます。
つまり、防塵・防水性能を総合的に見れば、ULT Field 3はより高耐久な設計となっており、本格的なアウトドアや悪天候下での使用に最適なモデルといえるでしょう。
ULT FIELD 3 | SRS-XE300 | ||
---|---|---|---|
総合出力 | |||
通信方式 | Bluetooth 5.2/Class 1 | 同じ | |
到達距離 | 直線見通し約30m | 同じ | |
駆動時間 | 音楽再生時間:約24時間 | 同じ | |
電源 | USB Type-C/充電池 | 同じ | |
充電時間 | 約3.5時間 急速充電(10分充電 120分再生) | 3A/約3時間, 1.5A/約5時間 急速充電(10分充電 70分再生) | |
再生周波数帯域(低) | |||
再生周波数帯域(高) | |||
対応プロファイル | A2DP AVRCP HSP SPP | A2DP AVRCP HFP HSP SPP | |
対応コーデック | SBC AAC LDAC | 同じ | |
再生チャンネル | ステレオ | 同じ | |
スピーカー構成 | 2Way | フルレンジ | |
スピーカー方式 | デュアルパッシブラジエーター | 同じ | |
対応ファイルフォーマット | |||
防水・防滴 | IP66/IP67 | IP67 | |
音声/AIアシスタント機能 | |||
ハイレゾ | |||
複数台同時再生(Bluetooth) | 〇 | 〇 | |
NFC | |||
USB給電機能 | 〇 | 〇 | |
ライト・イルミネーション機能 | |||
自動スリープモード | 〇 | 〇 | |
マイク | 〇全指向性 | 〇全指向性 | |
アウトドア向け | 〇 | 〇 | |
Web会議向け | 〇 | 〇 | |
首掛け・肩掛け | |||
360度スピーカー | |||
スマートディスプレイ | |||
スピーカーフォン | |||
ストリーミングサービス(音楽) | |||
ストリーミングサービス(動画) | |||
入力端子 | |||
USB音声入力 | |||
その他出力 | |||
サイズmm (幅x高さx奥行き) | 256x113x79 | 105x238x119 | |
重量 | 1200 g | 1300 g |
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SRS-XE300の特長
Bluetooth接続の利便性
SRS-XE300は、Bluetooth 5.2/Class 1に対応しており、接続の安定性や通信距離(見通し約30m)に優れています。さらに、現代のライフスタイルにフィットする多彩な接続機能を備えており、スマートフォンやタブレット、PCとの連携が非常にスムーズです。
まず、Androidユーザーに嬉しいGoogle Fast Pairに対応しており、初回接続時にスマートフォンを近づけるだけで自動的に接続候補として表示され、ワンタップでペアリングが完了。設定の手間を大幅に省いてくれます。
また、マルチペアリング機能により、最大8台までのデバイスを記憶しておけるため、デバイスを切り替える際の再設定も不要。さらにマルチポイント接続</strongにも対応しており、スマートフォンとPCなど2台の機器を同時に接続可能。たとえば、パソコンで動画を視聴中にスマホに電話がかかってきた場合、再ペアリングなしで即座に切り替えられるのは大きな利点です。
そのほか、Party Connect機能を使えば、対応スピーカーを複数台接続して音を同時再生でき、屋外イベントやホームパーティーで迫力あるサウンド空間を構築できます。Stereo Pair機能を利用すれば、2台のSRS-XE300を左右のステレオスピーカーとして使うことも可能です。
これらの機能は、ULT Field 3とほぼ共通していますが、SRS-XE300では縦型のコンパクト設計との相性が良く、日常使いでもストレスのないBluetooth体験を提供してくれます。
長時間バッテリーの実現
SRS-XE300は、最大24時間の連続再生が可能な大容量バッテリーを搭載しており、屋外レジャーや長時間の作業・イベントでも安心して使用できます。さらに、10分の充電で約70分の再生ができる急速充電機能にも対応しているため、突然の外出や短時間の充電にも柔軟に対応可能です。
この長時間再生性能は、10分の充電で約120分の再生ができる急速充電機能を持つ ULT Field 3とほぼ同様の仕様ですが、SRS-XE300は比較的軽量かつ縦長の設計により、据え置きでも省スペースで活用でき、室内利用においても扱いやすさが際立ちます。
デザインとサイズの魅力
SRS-XE300は、片手で持てるスリムな縦型デザインが特徴で、約105×238×119mmというコンパクトなサイズにより、机の上や棚の隙間などにも設置しやすい点が魅力です。
マットな質感と洗練されたカラーバリエーション(ブラック、ブルー、ライトグレー)は、どんなインテリアにも自然に馴染み、使わないときでも生活空間の一部として違和感なく置いておけます。また、ボタン類も本体側面に整理されており、見た目のスマートさと操作性を両立しています。
SRS-XE300は、日常生活に溶け込むスタイリッシュな外観と優れた携帯性を兼ね備えたスピーカーとして、室内外を問わず幅広いシーンで活躍してくれる一台です。
ULT Field 3の特長
ポータブル性能と持ち運び
ULT Field 3は、アウトドア利用を強く意識した設計で、ショルダーストラップが標準で付属しているため、肩にかけてラクに持ち運べるのが大きな特長です。スピーカー本体の重量も約1.2kgと軽量で、キャンプやピクニック、野外フェスなど、移動の多いシーンでも負担になりません。
さらに、防水・防塵性能はIP66/IP67に対応しており、突然の雨や砂ぼこりにも強く、アウトドアでの使用に最適。ボディには滑りにくいマット加工が施されており、手にしっかりと馴染む安心感もあります。
音楽再生時の臨場感
ULT Field 3は、2Wayスピーカー構成(ウーファー+トゥイーター)とソニー独自の「ULT POWER SOUND」機能を組み合わせることで、迫力のある重低音と透明感のある高音を両立したサウンドを実現しています。
特に、ULTモードには「ULT1」「ULT2」の2種類があり、「ULT1」は心地よい低音とクリアなボーカル、「ULT2」はより強調された重低音で身体に響くようなパワフルなサウンドを楽しめます。ジャンルに応じた音質切り替えが可能で、ロックやEDM、J-POPまで幅広い音楽ジャンルで臨場感ある再生体験が味わえます。
音の輪郭がはっきりしているため、屋外の環境音に埋もれにくく、しっかりと音楽を楽しめるのもポイントです。
各機能の独自性
ULT Field 3は、音質・耐久性・操作性においてバランスよく進化したポータブルスピーカーであり、他モデルと差別化された独自の魅力を持っています。
- ULT POWER SOUND搭載
ソニー独自の重低音強化機能「ULT POWER SOUND」により、パワフルな音圧とメリハリのあるサウンドを実現。「ULT1」「ULT2」の2種類のモードを切り替えることで、ジャンルや使用シーンに応じた最適な音響を楽しめます。SRS-XE300にはこの機能は搭載されておらず、より迫力を求めるユーザーにとって大きな魅力です。 - Music Center・Sound Connect対応
ULT Field 3は、ソニーの公式アプリ「Music Center」に加え、「Sound Connect」にも対応しています。これにより、スピーカーの音質設定や接続管理をスマートフォンから簡単に行えるほか、バッテリー管理やファームウェアアップデートにも対応。SRS-XE300は「Music Center」と「Fiestable」に対応していますが、「Sound Connect」対応は記載がありません。 - ショックプルーフ対応で高耐久設計
アウトドア用途に嬉しいショックプルーフ設計により、万が一の落下や衝撃にも強く、安心して持ち運べる点も特長です。SRS-XE300も同様に耐衝撃構造を備えていますが、ULT Field 3はさらに高い防塵・防水(IP66/IP67)とあわせて、全方位の堅牢性に優れています。
このように、ULT Field 3は音質・耐久性・アプリ連携のバランスが取れたモデルであり、とくにアウトドアやタフな環境での使用を重視するユーザーにとっては、安心感のある選択肢となるでしょう。
ユーザーレビューと口コミ
SRS-XE300に関する評価
SRS-XE300は、1万円台から購入できる価格帯の手ごろさに加え、スタイリッシュな縦型デザインとコンパクトなサイズ感が高く評価されています。特に「部屋に置いても圧迫感がない」「インテリアにも馴染む」といった声が多く見られます。
音質については、「Line-Shape Diffuser」による音の拡がりが評価されており、「どこにいても音が均一に届く」「BGMとして流しても心地よい」といった使い方が人気です。屋内でのリラックス空間作りや複数人での利用に適している点が好評です。
ULT Field 3に対する反応
ULT Field 3は、その名の通り“フィールド=野外”での使用に適した設計が支持されており、特に音質に対する満足度が高く、「低音がしっかりしていて臨場感がある」「野外でも音に負けないパワーがある」といった口コミが多く寄せられています。
また、ショルダーストラップが付属していることで「持ち運びやすい」「キャンプやフェスに最適」といった携帯性の面でも高く評価されており、防水・防塵・耐衝撃の三拍子揃ったタフネス設計がアウトドア派のユーザーから支持を集めています。
全体的な満足度比較
全体のレビューを比較すると、「価格重視で室内利用がメインならSRS-XE300」、「音質と携帯性を重視し、アウトドアでも使いたいならULT Field 3」という評価に落ち着く傾向があります。
どちらのモデルもそれぞれのニーズに的確に応える完成度の高いスピーカーであり、使用環境やライフスタイルに合わせて選べば、高い満足度が得られることは間違いありません。
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どちらが人気か?
売れ筋ランキングの分析
2025年4月現在の主要ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング)などの売れ筋ランキングを見ると、SRS-XE300は価格の手ごろさと安定した評価から、Bluetoothスピーカー部門で上位にランクインすることが多く、依然として人気を保っています。
一方で、ULT Field 3は比較的新しいULTブランドとして登場したモデルながら、その高音質と堅牢な設計が注目を集めており、アウトドア向けカテゴリや重低音モデルとしての評価が急上昇中。レビュー数も着実に増えており、今後のランキング上昇が期待されています。
ユーザーの選択理由
- 音質重視・アウトドア用途ならULT Field 3
2Wayスピーカーと「ULT POWER SOUND」による圧倒的な重低音が魅力。IP66/IP67対応やショックプルーフ仕様により、野外でも安心して使いたいユーザーに選ばれています。 - 価格重視・日常使いならSRS-XE300
1万円台〜というコスパの高さと、自然で耳障りの良い音の広がりが特徴。コンパクトな縦型設計で、リビングやワークスペース、バスルームなど室内で気軽に使いたいユーザーに好まれています。
それぞれのターゲット層
ULT Field 3は、アクティブなライフスタイルを持ち、キャンプ・フェス・登山・バーベキューなどアウトドアシーンで本格的に音楽を楽しみたいユーザーにフィットします。また、音質に強いこだわりを持つ人や、1台で長く使いたい層にも人気です。
SRS-XE300は、スピーカーを初めて購入する人や、自宅でリラックスして音楽を楽しみたいライトユーザー向け。価格の手ごろさ、操作の簡単さ、スタイリッシュなデザインから、学生や在宅ワーカーにも支持されています。
それぞれの製品が異なるユーザー層に応えるように設計されているため、自分の使用目的とライフスタイルに合わせて選ぶことが、満足度の高い選択につながります。
価格帯について
コストパフォーマンスの違い
SRS-XE300は1万円台から購入できる価格設定が魅力で、手軽に高性能なBluetoothスピーカーを導入したい方におすすめです。防水・防塵性能や音質も日常使用には十分で、コストを抑えつつも多機能なモデルを求めるユーザーに人気があります。
一方、ULT Field 3は約3万円とやや高価格帯に位置しますが、そのぶん音質面でのこだわりが強く、2Wayスピーカー構成や「ULT POWER SOUND」による重低音の迫力、優れた防塵防水性能(IP66/IP67)など、アウトドアユースや音楽鑑賞を本格的に楽しみたい人にとっては十分に価格に見合った価値を提供してくれるモデルです。
各モデルの販売価格
2025年4月18日時点での主要ECサイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)の最安値を比較すると、SRS-XE300はブルーが14,480円、ブラックが14,527円、ライトグレーが17,380円となっています。一方、ULT Field 3は29,700円で販売されており、価格帯には大きな差があります。
最安値情報の更新
価格は変動するため、ECサイトでの定期的なチェックがおすすめです。
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最新モデルの紹介
SRSシリーズの進化
ソニーのSRSシリーズは、これまでの高音質・防水性能に加えて、アプリ連携による操作性と演出効果が大きく進化しています。特に「Fiestable」アプリへの対応は、単なる音楽再生機器にとどまらず、スピーカーを“エンタメ空間を彩るツール”として発展させる重要な要素となっています。
「Fiestable」は、DJエフェクトやライティングコントロール、バーチャル乾杯演出など、イベントやホームパーティーを盛り上げるユニークな機能が満載。SRS-XV800のような最新モデルでは、「Fiestable」と連携することで、音楽に合わせて本体のイルミネーションが自動で変化し、視覚と聴覚の両面から臨場感を演出できます。
また、同じく対応している「Sony | Music Center」アプリと連携することで、音質設定やBluetooth機器の管理、Party Connect機能の操作などもスマートフォンから簡単に行えるようになっています。
これらのアプリ対応により、SRSシリーズは“聴くスピーカー”から“操作して楽しむスピーカー”へと進化を遂げており、ユーザーのライフスタイルやエンタメニーズに柔軟に応える存在へと成長しています。
Fieldシリーズの新機種
ソニーのFieldシリーズは、ポータブル性と迫力ある音質の両立を目指したBluetoothスピーカーラインであり、2025年登場の「ULT Field 3」や「ULT Field 5」はその代表格です。これらは新たに立ち上げられた“ULT(Ultimate) POWER SOUND”ブランドに統合され、従来のXB(EXTRA BASS)シリーズの後継として、より洗練された重低音表現を特徴としています。
新機種では、2Wayスピーカー構成や「ULT1」「ULT2」といった音質モード切替機能を搭載し、ジャンルやシーンに合わせた細やかな音質調整が可能です。また、防塵防水性能(IP66/IP67)やショックプルーフ対応により、アウトドアやフェス用途でも安心して使用できる設計となっています。
今後の新機種では、さらなる小型化や再生時間の延長、マルチデバイス対応の強化などが期待されており、「音を持ち運ぶ」だけでなく「どこでもライブ感を楽しむ」ことを可能にするプロダクトとして進化していくでしょう。
ULT Fieldシリーズは、パーソナルユースからグループ再生まで幅広く対応できる柔軟性と、ULTブランドならではの音圧を併せ持つ、注目すべき次世代スピーカー群として今後も目が離せません。
今後のモデル展望
より軽量で高音質なモデルの登場が予想され、アクティブスピーカー市場はさらに激戦に。
接続方法と操作性
Bluetooth、USBの違い
ULT Field 3とSRS-XE300は、いずれもBluetooth 5.2に対応しており、通信の安定性と省電力性に優れています。見通し距離で約30mまでの接続が可能で、動画再生時の音ズレも少なく快適です。
また、両機種ともにUSB Type-Cによる充電に対応しており、モバイルバッテリーなどを用いた屋外での充電にも対応可能です。加えて、10分の短時間充電で70~120分再生できる急速充電機能も搭載しており、急な外出やイベント前でも安心して使えます。
ただし、USBオーディオ入力(PCなどからのUSB音声再生)には非対応のため、有線接続したい場合は3.5mmオーディオケーブルを使用する必要があります。また、両機種ともUSB Type-A端子を使ったスマートフォンの充電(USB給電)にも対応しており、非常時や旅行時にも便利な仕様です。
操作ボタン配置の使いやすさ
操作性の面でも、両モデルは非常に配慮された設計となっており、再生・停止・音量調整・Bluetoothペアリングなど、主要な操作はすべて本体上部または側面の物理ボタンから簡単に行えます。
特にULT Field 3は、アウトドアでの使用を前提としているため、物理ボタンの押し心地がしっかりしており、手袋をつけた状態でも操作しやすいという声もあります。凹凸のあるデザインで視認性・触覚的な判別がしやすく、屋外での使用に強みを発揮します。
SRS-XE300は、フラットで洗練されたデザインに合わせてボタン配置もシンプルになっており、室内での使用においてスタイリッシュさと使いやすさを両立しています。
どちらのモデルも、音声ガイダンス機能によりBluetoothの接続状況やバッテリー残量などを音声で通知してくれるため、ディスプレイがないスピーカーでも安心して使用できます。
スマートフォンとの連携
ULT Field 3とSRS-XE300はいずれも、スマートフォンとの連携機能が非常に充実しています。
まずマルチペアリング機能により、最大8台までの機器を記憶可能。スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど複数のデバイスとペアリングしておけるため、再接続の手間が省けます。
さらにマルチポイント接続にも対応しており、2台の機器を同時に接続できます。たとえば、パソコンで音楽を聴いている途中にスマートフォンの通話が入っても、自動的にスピーカー側で切り替わるため、ビジネスシーンでも非常に便利です。
また、操作性を高める音声ガイダンス機能も搭載。バッテリー残量や接続状況などを音声で知らせてくれるため、ディスプレイがないスピーカーでも安心して使えます。特に屋外や視認性の低い場所では重宝する機能です。
▶ 使い方の例
- ビジネス用途:スマートフォンとノートPCを同時接続し、Web会議や電話の切り替えをスムーズに。全指向性マイクでクリアな通話も可能。
- 家庭内での活用:家族のスマホやタブレットとマルチペアリングして、誰でもすぐに音楽再生が可能。音声ガイダンスで高齢者も安心。
- アウトドアシーン:スマホからの再生操作や通話の応答がスピーカーひとつで完結。高い防塵・防水性能と相まって、キャンプや公園での使用にも最適。
このように、スマホとの連携機能は日常からビジネス、レジャーまで幅広いシーンで真価を発揮します。
音質の徹底分析
各機能による音の違い
- ULT Field 3:中高域と低域を分離して再生する2Wayスピーカー構成を採用しており、力強い重低音とクリアで伸びやかな高音をバランス良く楽しめます。特にボーカルや打楽器の輪郭が際立ち、ロックやEDMなどのジャンルでは臨場感ある再生が可能です。重低音を強調する「ULT POWER SOUND」モードも搭載されており、迫力重視のリスニングに最適です。
- SRS-XE300:本体のフルレンジスピーカーと独自技術「Line-Shape Diffuser」により、音を縦方向・横方向へ広範囲に拡散。これにより、部屋全体に均一で包み込まれるような音場を構築できます。聴く位置によって音質が変わりにくく、複数人でのBGM再生やホームパーティーにも向いています。高音質ながらも自然で耳疲れしにくいサウンドが特徴です。
音楽ジャンル別:どちらがおすすめ?
音質の好みは聴くジャンルによって大きく変わります。以下では、ULT Field 3とSRS-XE300それぞれが得意とする音楽ジャンルを比較し、自分の聴き方に合ったモデル選びの参考にしてください。
ジャンル | おすすめモデル | 理由・特長 |
---|---|---|
ロック/メタル | ULT Field 3 | 2Wayスピーカーによる中高音の明瞭さと、ULTモードの迫力ある低音がギターやドラムの躍動感を再現。 |
EDM/ヒップホップ | ULT Field 3 | 重低音を強調する「ULT POWER SOUND」により、クラブのような体感重視のサウンドが楽しめる。 |
ポップス/J-POP | SRS-XE300 | 自然な音の広がりとフラットな再生特性で、ボーカルやメロディを心地よく聴かせる。 |
クラシック/ジャズ | SRS-XE300 | 音のディフューザー構造により、室内全体に楽器の響きを均等に伝え、落ち着いた聴き心地を実現。 |
アコースティック/バラード | どちらも可 | ULT Field 3は音の輪郭が明瞭、SRS-XE300は広がりがありやさしい響き。好みに応じて選べる。 |
重低音や音圧重視ならULT Field 3、自然なサウンドの広がりやリラックス感を重視するならSRS-XE300がおすすめです。ジャンルや再生環境に応じて、自分にぴったりのスピーカーを選びましょう。
ユーザーの音質評価
音質に関するユーザー評価では、再生する音楽ジャンルによって好みが大きく分かれる傾向があります。
ULT Field 3は、「ULT POWER SOUND」による力強い低音が魅力で、「ロック」「EDM」「ヒップホップ」など、重低音を重視するジャンルで特に高評価を得ています。2Wayスピーカー構成により中高音の輪郭も明瞭で、ボーカルの抜けも良く、ライブ音源などにも向いています。「音圧が強く、屋外でも音が埋もれない」といった声も多く見られます。
SRS-XE300は、自然でフラットな音質設計が特徴で、「アコースティック」「クラシック」「ポップス」など、聴き疲れしにくいジャンルとの相性が良いです。ソニー独自の「Line-Shape Diffuser」によって音の広がりが均等で、「どこにいても聴きやすい」「部屋のどこでも快適に楽しめる」といった評価が目立ちます。
音源による再生差
両モデルとも、SBC / AAC / LDACのBluetoothコーデックに対応しており、高音質での再生が可能です。特にLDACは最大990kbpsの高ビットレート伝送が可能で、CD音質を超えるハイレゾ相当の音源もワイヤレスで再生できます。
ただし、LDACによる高音質再生を最大限に活かすためには、スマートフォンやプレーヤーなどの送信側もLDACに対応している必要があります。また、通信環境や接続設定によっては、標準のSBCやAACでの再生に自動的に切り替わることもあるため、音質にこだわる場合は、Bluetooth設定で「音質優先モード」を選ぶこともおすすめです。
とくにハイレゾ音源や高品質なストリーミング再生を日常的に楽しむユーザーにとっては、LDAC対応かつ音質設計のしっかりしたこれらのスピーカーは、手軽かつ本格的なリスニング体験を提供してくれます。
まとめ
高音質・タフネス設計でアウトドアにも最適な「ULT Field 3」、手ごろな価格と均一な音の広がりが魅力の「SRS-XE300」。どちらも優れたスピーカーであり、用途やこだわりによって選び分けるのがベストです。
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